...その吠え面(づら)を後目(しりめ)にかけながら...
中勘助 「銀の匙」
...吠え面(づら)かかねエ様にしろ...
羽志主水 「監獄部屋」
...吠え面かくな――と彼は心の中で思った...
葉山嘉樹 「労働者の居ない船」
...向こうが吠え面かくとたい」そういって...
火野葦平 「花と龍」
...そしたら――早よう来ても、遅う来ても、民政党にゃ貸す気はないとじゃろう? ふン、温習会ども派手にやるらしいが、後で、吠え面かくなよ...
火野葦平 「花と龍」
...その時こそ吠え面をかかねばならぬぞ...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...吠え面掻くなッ」ナニッと白倉...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...高瀬のやつに吠え面(づら)をかかせてやるという話なんじゃねえか...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...臍(ほぞ)を噛んで後に吠え面(づら)掻(か)かるるなよ」と河内房が引ッ提げて来た革袋から抜き出したのは...
吉川英治 「剣難女難」
...痩せ侍の吠え面見るも笑止...
吉川英治 「剣難女難」
...今に吠え面(づら)掻いて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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