...新しい感覚でもって再吟味する必要があると存じます...
高神覚昇 「般若心経講義」
...その句を吟味する者はこの境をよく区別して考えなければならん...
高浜虚子 「俳句への道」
...この「立派」とか「偉い」とか云う言葉の意味を吟味すると...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...ただ示した図に関するような極めて簡単な一般的場合のみを吟味する...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...それが実は思ったとは別の原因のために生じた偶然の結果でありはしないかという可能性を吟味するというだいじな仕事を忘れる恐れがある...
寺田寅彦 「科学者とあたま」
...その整合――その体系・その論理的仮定――を吟味することによって...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...再吟味するまでもなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...もっとも何かの間違いでないかということは充分吟味する必要があるが...
中谷宇吉郎 「痛みの効用」
...独楽(こま)の運動を吟味する為(ため)に独楽(こま)を抑(おさ)へる様なもので...
夏目漱石 「それから」
...人格の同一性の本性と根拠を吟味するのは範囲外であり...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...最大の正確さで吟味するときでも...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...篤(とく)と吟味するは都(すべ)て結婚の約束前に在り...
福沢諭吉 「女大学評論」
...その内容を吟味するのに...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...それはそれの一般的哲學的前提を吟味するどころか...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...これを吟味するに果して盗なり...
南方熊楠 「十二支考」
...その質を吟味する眼である...
水上滝太郎 「大人の眼と子供の眼」
...ほかの形のついている部分はどういうものかということを吟味するのは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ほかの店と違って此処は酒も吟味するし...
山本周五郎 「七日七夜」
便利!手書き漢字入力検索