...そのくせまたどうかすると一文でも値切りかねまじき吝嗇漢であつた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...予が社会よりは吝嗇漢(りんしょくかん)と罵(ののし)られ...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...正直一轍の吝嗇漢(けちんぼ)が一度汚(けが)した墓をまた堀返しつつあるのを見かけたのであった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...吝嗇漢のお揃いとけつからア...
野村胡堂 「礫心中」
...吝嗇漢というものの心情を解していないからです...
久生十蘭 「金狼」
...かくいうあたしも吝嗇漢です...
久生十蘭 「金狼」
...吝嗇漢というものは...
久生十蘭 「金狼」
...想像も出来ないくらいの吝嗇漢(けちんぼ)でな...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...痩せ男や吝嗇漢の渾名(あだな)に使われる...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...その法則はどんな吝嗇漢(けちんぼ)でも無視することが出来なかったので...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...この吝嗇漢(けちんぼ)め!』と罵ったそうだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...それはもはや理性の動物――「吝嗇漢」「野心家」「高利貸」ではなしに...
堀辰雄 「小説のことなど」
...わたしは吝嗇漢(シワンボウ)と目されて評判が悪かつた...
牧野信一 「幽霊の出る宮殿」
...今日もインドで吝嗇漢(しわんぼう)嗣子なく...
南方熊楠 「十二支考」
...吝嗇漢となって三月分の頁をかぞえあげます(まだきょうとあしたがのこっているが 668 頁...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そのため私は自分がひどい吝嗇漢(りんしょくかん)になったような...
山本周五郎 「青べか物語」
...去定は「吝嗇漢(りんしょくかん)」と云って唾を吐いた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...にも拘(かか)わらず吝嗇漢(りんしょくかん)というか...
山本周五郎 「七日七夜」
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