...神の授(さづけ)の松明(たいまつ)を吝(をし)むな...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...「汝(きさま)も懸賞小説なんぞと吝(けち)な所為(まね)をするない...
内田魯庵 「貧書生」
...彼の表面倹約を装うてその実卑吝(ひりん)貪欲(どんよく)の行為を成し...
大隈重信 「福沢先生の処世主義と我輩の処世主義」
...吝嗇などのおかげなのである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...私は別に自分を吝嗇(りんしょく)だとも思っていないが...
太宰治 「メリイクリスマス」
...吾人は肉(がくにく)輸入の有望なる事業たるを認め歓迎に吝(やぶさか)ならざるものなり...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...金持ち吝嗇をあざけつたものだ...
長谷川時雨 「初かつを」
...ここの家は吝(しみ)ッ垂(た)れで話にならない...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...他處(よそ)の人(ひと)は祖母(おばあ)さんを吝(けち)だと言(い)ふけれど...
樋口一葉 「たけくらべ」
...判証文を取つた奴でも欠落(かけおち)をするもあれば持逃げの吝(けち)な奴もある...
樋口一葉 「わかれ道」
...御存知の方は教示を吝(おし)むなかれ...
南方熊楠 「十二支考」
......
室生犀星 「京洛日記」
...平生人には吝嗇と云はれる程の...
森鴎外 「高瀬舟」
...いつかあれは吝嗇(りんしょく)なのだということに極(き)まってしまったそうだ...
森鴎外 「独身」
...吝嗇こうなればもう...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...夜になって高梨の為に「吝嗇坊(けちんぼう)と鬼」と云う童話を書いた...
山本周五郎 「青べか日記」
...倹約というより寧ろ吝嗇(りんしょく)にちかいところが少くなかった...
山本周五郎 「めおと蝶」
...吝々(けちけち)せず...
吉川英治 「新書太閤記」
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