...自分の小さな帝国である教室に君臨するときの圧迫的な威厳や絶対支配権をいっさい投げうって...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...研究様式が君臨する所以である...
戸坂潤 「科学論」
...と云えばそれは取りも直さず放送協会と放送局に君臨する言論統制の権威のおかげであることは云うまでもない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...全世界に君臨する唯一無二の教会に姿を変えようという期待は今はなおしっかりとつかんでおるのじゃ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...征服したる己が精神の上に傲然(ごうぜん)と君臨する...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...劣者に君臨する優者の矜持的な愛だった...
豊島与志雄 「同感」
...パリーは君臨する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...廿世紀の頭上に燦(さん)として君臨する...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...自ら君臨するより他に術もないのである...
牧野信一 「断酒片」
...そして君臨する所の精神を...
松永延造 「職工と微笑」
...君臨するのも悟性である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...陽は爛々(らんらん)とこの壮観に君臨する弓矢の大武神の如く耀いている――その栄光を一身にうける...
吉川英治 「剣難女難」
...それは太陽の君臨する前触(さきぶ)れかとも見えたが...
吉川英治 「剣難女難」
...やがては養父の直義が天下に君臨することを望んでいるとも...
吉川英治 「私本太平記」
...平常ここにあって衆に君臨するときのままな自分を保とうとした...
吉川英治 「新書太閤記」
...――贈りぬしは北京の大名府(だいみょうふ)に君臨する梁中書夫妻...
吉川英治 「新・水滸伝」
...教皇が西欧に君臨するという権威はここで倒れた...
和辻哲郎 「鎖国」
...そこには最高の権威として仏菩薩が君臨する...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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