...石野君家(いしのくんく)のミヨちゃんも...
壺井栄 「赤いステッキ」
...久しく仕えた君家のためとあっては...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...山に来てこよなく心慰めば慰む儘に恋しきも君家にあつて嘗めたこの四十日程の苦しさ辛さから逃れて山に来たが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...君家に病人があるて話だからそれなら俺が話してさえやれば三百円や五百円貸してくれるよ...
細井和喜蔵 「女給」
...君家隠趣大於陶...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「君家先世称雄武...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...しかし蘭軒の「君家先世称雄武...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「分贈君家同癖童」の結句より推すに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...見ずやなおわが君家劉予州を...
吉川英治 「三国志」
...それがそち達の士道か」「……君家を護るは...
吉川英治 「三国志」
...藤吉郎も、賞め返して、「かねて伊勢衆は、北畠大納言(だいなごん)殿という長袖(ながそで)の家中、およそは柔弱ぞろいならんと存じていたが、この一城の堅固な御意志、織田方にても、さすがに伊勢にも武士ありと、みな感じ合って、お噂は高うござる」弾正は、そういわれると、顔赤らめて、「自分の死は決しておるものの、ここを抜かれては、君家の滅亡と、心許(こころもと)のう存じおる...
吉川英治 「新書太閤記」
...主君家康のすがたを暁闇(ぎょうあん)の岸にふりかえった...
吉川英治 「新書太閤記」
...それだけ君家の禄(ろく)を喰い減(へ)らす気がした...
吉川英治 「新書太閤記」
...君家の安危は、思い断(た)つにも断たれなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...主君家康より信ぜられ...
吉川英治 「新書太閤記」
...君家の名を重んじ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...君家(くんけ)のおんためという気持もあったが...
吉川英治 「親鸞」
...一朝君家に何事かあった場合に役立たせる為のもので...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
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