...偉大なる殿堂の存在(ザイン)を仰げよ偉大なる殿堂の旗幟(はた)を仰げよ偉大なる殿堂の紋章を読めよ偉大なる殿堂の齢(よはひ)を数へよ偉大なる殿堂の広※(ひだ)を撫(ぶ)せよ偉大なる殿堂の向後を問へよ偉大なる殿堂の内陣(ネーヴ)を覗(のぞ)けよ...
上里春生 「傾ける殿堂」
...向後永久の平和を確保せんためには...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...改まる年の初めの今日の日に向後(こうご)百年の将来のため災害防禦に関する一学究の痴人の夢のような無理な望みを腹一杯に述べてみるのも無用ではないであろうと思った次第である...
寺田寅彦 「新春偶語」
...この山水秀麗の氣をうけて向後...
土井晩翠 「野口英世博士の生家を訪ひて」
...「向後いかなる場合といえども...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
......
永井荷風 「書かでもの記」
...時々に押され刻々に押されて今日に至ったばかりでなく向後何年の間か...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...向後父(ちゝ)の怒(いかり)に触れて...
夏目漱石 「それから」
...向後(かうご)に回復されべき欧洲の平和にも...
夏目漱石 「点頭録」
...向後どこまで分化と統一が行われるかほとんど想像がつかない...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...向後(こうご)一切の関係を断つという事が古風な文句で書いてあった...
夏目漱石 「道草」
...『向後この家でおれの眼にとまつて見ろ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...余は向後先づ此一點より漸次陳套を脱せんとするの志あり...
正岡子規 「字餘りの和歌俳句」
...気をしっかりして下せえよ!代役 慮外であろう! 起たせろ! 歩きませい! 向後...
三好十郎 「斬られの仙太」
...転向前のお前も、転向後のお前も、それから転々向した今のお前も、どれもこれもお前にとってホントだったのだろうそういう人間でお前はあったのだ...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...声 本日の御処置、本人百姓仙右衛門初め、控えおる村方名主及び五人組近隣の者共、お上御慈悲これある御取計いの次第、及び向後の為、忘れまいぞっ! それ、始められい!声と同時に、土手下のざわめきが一時に静まって、声が終るや否やビシーツ! と音がする...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...屹度(きっと)申付けて向後(こうご)の見せしめにせい...
夢野久作 「名君忠之」
...向後(こうご)あの居候殿の放縦(ほうじゅう)も少し慎しむような方針をとるべく...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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