...向後一切(いっせつ)...
泉鏡花 「歌行燈」
...向後(こうご)妙の名も言うな...
泉鏡花 「婦系図」
...偉大なる殿堂の存在(ザイン)を仰げよ偉大なる殿堂の旗幟(はた)を仰げよ偉大なる殿堂の紋章を読めよ偉大なる殿堂の齢(よはひ)を数へよ偉大なる殿堂の広※(ひだ)を撫(ぶ)せよ偉大なる殿堂の向後を問へよ偉大なる殿堂の内陣(ネーヴ)を覗(のぞ)けよ...
上里春生 「傾ける殿堂」
...なお向後も『ホトトギス』同人の健在と健筆を祈りていささかここに敬意を表し候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...もし又本人に於て向後を屹度(きっと)相慎しみ候節は...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...向後に育成さるべきであろう...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
......
永井荷風 「書かでもの記」
...向後追々改まつてゆくとすれば...
中原中也 「よもやまの話」
...向後何年つづく事か明らかには分りません...
夏目漱石 「創作家の態度」
...向後日清戦役もしくは日露戦争のごとき不規則なる情操の勃張(ぼっちょう)を促(うな)がす機会なく日本の歴史が平静に進行するときは...
夏目漱石 「創作家の態度」
...さて吾々(われわれ)が眼前にこの二大区別を控えて向後我邦(わがくに)の道徳はどんな傾向を帯びて発展するだろうかの問題に移るならば私は下(しも)のごとくあえて云いたい...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...向後この方面に向って...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...したがって向後の読書界がどういう作物をどう歓迎するかも云えない...
夏目漱石 「文壇の趨勢」
...向後(こうご)は旧に倍し待ったを仕(つかまつ)り候...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...作物の実らぬ土地に来た向後の運命が心配であった...
本庄陸男 「石狩川」
...向後頼候而も不苦候哉...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「さて――」と、忠明は口を切って、「門人の浜田寅之助は、ただ今あちらで、破門をいい渡し、向後(こうご)、心を改めて修行いたすよう、よく訓誡(くんかい)しておきました...
吉川英治 「宮本武蔵」
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