...向後一切(いっせつ)...
泉鏡花 「歌行燈」
...向後(こうご)妙の名も言うな...
泉鏡花 「婦系図」
...十九日、丙申、京都の大番、懈緩の国々の事、之を尋ね聞召さるるの後に就いて、今日其沙汰有り、向後に於ては、一ヶ月も故無くして不参せしめば、三ヶ月懃め加ふ可きの由、諸国の守護人等に仰せらる、義盛、義村、盛時之を奉行す...
太宰治 「右大臣実朝」
...転向後だったので...
太宰治 「虚構の春」
...この禁令は元禄十七年(宝永元年)十二月二十八日ということで、その時の廻文に、「手紙ヲ以テ申入候、近年婚礼相済ミ候者、水振廻ノ祝儀ヲ為シ、近所ノ者寄リ集マリ、作法宜(よろ)シカラザル儀之(こ)レ有ル段相聞エ候、以後右ノ様子ノ族(やから)、之レ有ルニ於テハ、急度(きっと)、御吟味ヲ遂ゲラルベキ旨、仰セ出サレ候、向後、相慎シミ、作法宜シキ様ニ仕(つかまつ)ルベキ旨、御老中仰セ渡サレ候条、其ノ意ヲ得ラルベク候、以上」とあるによって見ると、この「水祝い」がかなり無作法なものになって、この慣例をいいことに、ずいぶん人に迷惑を及ぼす弊害が多かったものと見える...
中里介山 「大菩薩峠」
...向後何年つづく事か明らかには分りません...
夏目漱石 「創作家の態度」
...向後日本の文壇はどう変化するかなどという大問題はなかなか分りにくい...
夏目漱石 「文壇の趨勢」
...向後(こうご)もし主人が気狂(きちがい)について考える事があるとすれば...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...向後(こうご)大きな発展を約束されているだけに...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...口切りは大番頭千石取津田伴右衛門で、向後(こうご)、他家へは一切奉公いたすまじき旨(むね)、誓を立てて御暇をねがい、つづいて物頭四百五十石、荻田甚五兵衛、寄合五百石、平(たいら)左衛門、使番(つかいばん)大番頭五百石多賀一学などが暇乞(いとまご)いをして々(そうそう)に退散した...
久生十蘭 「鈴木主水」
...向後三カ年の扶助を保証したのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...余は向後先づ此一點より漸次陳套を脱せんとするの志あり...
正岡子規 「字餘りの和歌俳句」
...先年松平新太郎因伯兩州領知之節相窺之伯州米子町人村川新兵衞大谷甚吉至レ今入二竹島一にて爲二漁獵一向後入島之義制禁可二申付一旨被二仰出一可レ存二其趣一恐惶謹言元祿九年子正月二十八日土屋相模守戸田山城守阿部豐後守大久保加賀守松平伯耆守殿宗對馬守義功より出たる家譜に元祿九年因幡國與(と)朝鮮國與(と)之間竹嶋與(と)唱(となへ)候嶋有レ之...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...声 本日の御処置、本人百姓仙右衛門初め、控えおる村方名主及び五人組近隣の者共、お上御慈悲これある御取計いの次第、及び向後の為、忘れまいぞっ! それ、始められい!声と同時に、土手下のざわめきが一時に静まって、声が終るや否やビシーツ! と音がする...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...向後十年間は相互に堪忍して公用の全きよう勤むべし...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...向後十年間は相互に堪忍せよとあるが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...向後(こうご)この仏壇の奉仕と...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...「さて――」と、忠明は口を切って、「門人の浜田寅之助は、ただ今あちらで、破門をいい渡し、向後(こうご)、心を改めて修行いたすよう、よく訓誡(くんかい)しておきました...
吉川英治 「宮本武蔵」
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