...何れも特別委員會附托となり愈々當日の最大問題たる決議案の日程に入る時に午后三時前五分◎議長は先づ書記をして決議案を朗讀せしむれば拍手は先づ傍聽席の一隅より起り島田三郎氏は提出者の一人として急霰の如き拍手の裡に登壇し例の長廣舌を揮つて民黨聯合軍が勇敢なる進撃の第一聲を揚げ今日の問題は決して黨派の關係感情の問題に非ず...
石川啄木 「雲間寸觀」
...皇太后宮崩御のことがあり...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...皇后は、「それはおあにいさまのほうがかわゆうございます」とお答えになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...そうすると皇后はまたついと前の方の戸口へ来ておしまいになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...皇后やすべての役人がしいておねがい申すので...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...この爲めに神功皇后は朝鮮半島へ渡海さるるに際して彼等の勢力を利用されたのであると考へられぬだらうか...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...地元の舊傳に依れば廣田神社は神功皇后三韓征伐の舊陣に兵庫の港へ船を寄せられた時...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...この機会に天皇皇后両陛下にも...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...当時、今の皇后様は、何回もお目出度があったが、みんな内親王ばかりで、なかなか皇太子御誕生がない...
野村胡堂 「胡堂百話」
...御座(ぎょざ)の側(かたわ)らにこの后がおわしましてこそ...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...后まず懐(ふところ)より兎を出しその動作を見て必勝と卜(うらな)い定め臣下皆そのつもりで勇み立ちてたちまちローマ方七万人を鏖殺(おうさつ)したがついに兵敗れて後は自ら毒を仰いで死んだ...
南方熊楠 「十二支考」
...同時に陣中にある王に蛇となって后に遇う夢を見せた...
南方熊楠 「十二支考」
...后いわく、爾々(しかじか)の夜王は蛇となって妾と会えりと...
南方熊楠 「十二支考」
...后が生んだ男子は漁師に養われたが...
南方熊楠 「十二支考」
...后(きさき)の位にお上(のぼ)されになっても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そのまま皇后ルイザにも逢わず...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...一方――帝と皇后の御輦(みくるま)は...
吉川英治 「三国志」
...どうして昨夜は黙って、帰ってしまわれたのでございましょうか」「いや、忠顕どのの腹、准后のお胸、いぶかりはみな解けた...
吉川英治 「私本太平記」
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