...ここに天皇、その黒日賣に戀ひたまひて、大后を欺かして、のりたまはく、「淡道島(あはぢしま)見たまはむとす」とのりたまひて、幸(い)でます時に、淡道島にいまして、遙(はろばろ)に望(みさ)けまして、歌よみしたまひしく、おしてるや五、難波の埼よ六出で立ちて わが國見れば、粟島七淤能碁呂島(おのごろしま)八、檳榔(あぢまさ)の 島九も見ゆ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...しかるに皇后はあらかじめ天皇の御心の程をお知りになつて...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...あるとき皇后に向かって...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...ついでにどうかして皇后をもいっしょに取りかえしたいとお思いになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...それで皇后はさつそくお聞き届(とど)けになりまして...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...問官は時の天子孝恵(こうけい)皇帝の皇后賈后(かこう)の親類の男であった...
田中貢太郎 「賈后と小吏」
...ところが、皇后は、天皇を裏切って、兄の狭穂彦のほうにつき、彼の屋敷にはいって、狭穂彦とともに焼け死んだ...
蜷川新 「天皇」
...皇太后に訣別したいと申出たがこれもまた拒絶された...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...六組養蚕実習 第二組(午后イギリス海岸に於(おい)て第三紀偶蹄(ぐうてい)類の足跡(そくせき)標本を採収すべきにより希望者は参加すべし...
宮沢賢治 「イギリス海岸」
...面倒だからお后のかわりにおユーとおっしゃいましよ」そう云っても今度はまだよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...漢の初期の戚(せき)夫人が呂后(りょこう)に苛(さいな)まれたようなことまではなくても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...后の位になるべき人を田舎(いなか)で生まれさせたのはもったいない気の毒なことであると源氏は思って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...貞世の文中皇后征韓の事に関するものは下(しも)の如くである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...紅木大臣はこれは屹度(きっと)濃紅姫が后になったその知らせのための使いであろうと思って...
夢野久作 「白髪小僧」
...にしき、こがね、女御(にようご)、后(きさき)、すべて得(え)ばや...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...御后(おんきさき)のことのみか...
吉川英治 「三国志」
...中宮(皇后)のお歌が届けられたのみです...
吉川英治 「私本太平記」
...生身の観音を拝みたくば「大日本国聖武王の正后光明女の形」を拝めという告げがあった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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