...そんな名門の出だから生活費も家から送って来るのであろうと私は想像した...
梅崎春生 「風宴」
...そんな名門の出であることもまんぞらウソではなかろうと...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...ラルフは名門の出です...
オウ・ヘンリ 三宅幾三郎訳 「水車のある教會」
...あるいは名門の出だと偽り...
太宰治 「小説の面白さ」
...もともと名門の出であった...
太宰治 「地球図」
...庶子ではあるが藤原氏の血を引く名門の出であり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...もう亡くなっていたが、その後妻は、名門の出で、なんでも将軍の家に生まれた人だったけれど、確かな筋から聞いたところによると、少しも持参金を持って来なかったそうだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...彼女は須賀邸に集まってる婦人たちのうちでは恐らく一流の名門の出であり...
豊島与志雄 「無法者」
...慈鎮和尚といい妙香院の僧正といい何れも名門の出であり...
中里介山 「法然行伝」
...またある時は名門の出の某男爵が濡衣(ぬれぎぬ)に扮したおり...
長谷川時雨 「豊竹呂昇」
...こういう名門の出である母から生れたので...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...さすがに名門の出であるし...
吉川英治 「三国志」
...勝頼は、名門の出に多い、いわゆる不肖の子ではなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...救いを出しておやりなされませ」名門の出には...
吉川英治 「新書太閤記」
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