...瓦礫のまま荒れ果てた寺内に、なかば埋沒した名井長命水や芭蕉雪見の句碑、名犬六助塚、柳北の碑などを探り、お互ひに寂しい氣持を抱いて土手にでた二人は、澁茶をすするべく門前の櫻餅屋のガラス戸を引いた...
心猿 「桜もち」
...世にも稀(まれ)なる名犬にして...
巌谷小波 「こがね丸」
...いかにポチが名犬だといっても...
海野十三 「恐竜島」
...博士の身体は名犬の輪ぬけのように...
海野十三 「空気男」
...もちろん品評会で審議を受けるほどの名犬を手に入れて飼育するためには...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...生殖の為に一命を果した彼無名犬(ななしいぬ)の死骸を...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...どこで駄犬と名犬との区別がつくか...
戸坂潤 「社会時評」
...「名犬ハチ公の夕」で...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...いずれも高知の素封家連が秘蔵の名犬数十頭...
山本笑月 「明治世相百話」
...しかもその犬が世界に二匹と居ない名犬だったのも偶然なら...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...紀州犬としても優(すぐ)れた名犬にちがいなかろう...
吉川英治 「私本太平記」
...だから名犬といえば...
吉川英治 「私本太平記」
...名犬ハ税トシテモ貴(タフト)マレ...
吉川英治 「私本太平記」
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