...常磐津(ときわず)の名取りで...
徳田秋声 「挿話」
...八重唯舞ふ事を能(よ)くするのみにあらず哥沢節(うたざわぶし)は既に名取(なとり)なり近頃また河東(かとう)を修むと聞く...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...踊りも名取になったから...
中里介山 「大菩薩峠」
...十三歳にして名取(なとり)となる...
中里介山 「大菩薩峠」
...店を出ると名取川です...
中里介山 「大菩薩峠」
...いつしか名取川の沿岸の風物に頭(こうべ)をめぐらして...
中里介山 「大菩薩峠」
...近くは名取川に至るまで...
中里介山 「大菩薩峠」
...金儲けはうまい相だな」「その名取屋三七郎は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...白痴(ばか)の猪之助の家は名取屋の店と並んだやうになつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...名取屋に飛込んでしまひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...みちのくというと、最上川だの、名取川だの、衣川(ころもがわ)だの、北上川(きたかみがわ)だのって、なつかしい川の名が多い...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...名取川(なとりがわ)瀬々のうもれ木あらはればと人のため我ためををしむたぐひ...
長谷川時雨 「樋口一葉」
......
樋口一葉 「さをのしづく」
...あれでまあ何(ど)うやらこうやら名取りになったようなわけで...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...思い掛けない光栄に悦んだのが事情(わけ)知らずのその日の新名取(しんなと)り和泉屋の若旦那...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...そこいらの名取りなぞより実際に実力が有れば...
三好十郎 「好日」
...女名取中からは勝久が推されて同じく幹事となっている...
森鴎外 「渋江抽斎」
...能(よ)く名取の班に列するものが独り七...
森鴎外 「渋江抽斎」
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