...名前だけが残っていたが...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...「あの汽船の名前だけでも知りたいものだ...
海野十三 「地球発狂事件」
...名前だけの町会長で...
大下宇陀児 「乱歩分析」
...姉上も名前だけはご存じの筈の...
太宰治 「斜陽」
...たゞターマンといふ名前だけをしらせました...
豊島与志雄 「シロ・クロ物語」
...油田地帯の地下構造をきめる、という問題だと、既知の油田について、名前だけ伏せて、表面地質図と、ボーリングの資料とを与えて、それで地下構造を描かす、というようなやり方である...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...ただ名前だけ聞いているばかりで...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...その実敵対させる事のできるのは名前だけで...
夏目漱石 「創作家の態度」
...では誰も送らんのかい」「名前だけは僕の名なんです」「名前だけは君の名だって...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...飯炊きは信州者の名前だけは色男らしい権三郎...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お附き合ひはありませんか」「お名前だけは存じてをりますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ただ私の名前だけなんです」笑いながら耳を傾けていたビュルストナー嬢は...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...悪人の名前だけをいえ...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...名前だけを通じると...
牧野信一 「南風譜」
...いねからお名前だけは伺っておりました...
山本周五郎 「夕靄の中」
...男の名前だけが判らない……ヘエ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...名前だけは克く耳にしてゐた...
吉江喬松 「山岳美觀」
...これまで孫悟空の活躍する西域記の種本として名前だけ知つてゐた玄奘三蔵の大唐西域記が...
和辻哲郎 「西の京の思ひ出」
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