...自分は人跡未到の地に入る探檢者と名山靈地を開ける名僧知識の心境に對して大なる崇敬の情を捧げる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...名僧智識の逸話等を集録したもので...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...併し昔の名僧は片手を火入(ひいれ)の中へ差込んで...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...この坊主の理窟によると、昔の名僧智識が、わざわざ寺を山の上へ持っていったのは昔のことで、今の宗教は、なるべく民衆と接近しなければいけない、それをするには、どんな霊域でもカラカラカラと車を仕掛けるに限る、という持論から、今度などもずいぶん運動に骨を折りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...名僧智識と雖(いへど)も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一人の名僧が足に任せて數箇國を行脚して...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...倶舎(くしゃ)を兼ねた名僧で...
南方熊楠 「十二支考」
...ここにちゃんと書いてある!これはこの寺の名僧として名の高かった先々代の住職その方が書き残した過去帳だそれ...
三好十郎 「詩劇 水仙と木魚」
...大師と名のつく名僧に...
柳田国男 「年中行事覚書」
...同時にまた上古の英傑勇士名僧等の奇瑞として...
柳田国男 「山の人生」
...抱き手が名僧でありウブメは幽霊であって...
柳田国男 「山の人生」
...そして名僧智識じゃだめだけれど...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...近年まで生きていた評判男であるが正に名僧仙崖(せんがい)...
夢野久作 「近世快人伝」
...同時にその人は当時第一流の芸術家や名僧智識達にも容易に理解されない程の深遠な芸術の哲理を体得しているので...
夢野久作 「能とは何か」
...私はこの和尚はやはりこれは一種の名僧だと思った...
横光利一 「夜の靴」
...「まず澄憲ほどな名僧は近代にあるまい」「遉(さすが)ではある」万民みな...
吉川英治 「源頼朝」
...沢庵さんのような名僧智識に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...とにかくそれによると彼は当時のシナにあっても名僧として民衆官人の尊崇をうけていた...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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