...この農場は共産農園と名付けることを望んだのでしたが共生農園といふ名になりました...
有島武郎 「農場開放顛末」
...そうしてそれには調和(ハルモニー)と名付ける一定の厳密な法則が存在している...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...しかしそれを真理と名付けることは禁ずるというのであった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...「興奮曲線――と名付けるわしの研究じゃ...
海野十三 「キド効果」
...盗賊同様なることをして得るところの金を利益と名付けることが出来ますか...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...これを「判教」と名付ける...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...盜賊同樣なることをして得る所の金を利益と名付ける事が出來まするか...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...パラオ地方では痴情にからむ女同志の喧嘩のことをヘルリスと名付ける...
中島敦 「南島譚」
...俗情のエッセンスだとでも名付けるよりほかはない...
中原中也 「我が生活」
...それを星状と名付けることにする...
中谷宇吉郎 「雪」
...極めて勢いよく烈しく入ってくる知覚を、印象と名付ける...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...近頃こつちではこんな小説を高等探偵小説と名付けることになつてゐる...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...しかし僕を粘液質で憧憬のない人間と名付ける...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...我々はそれらを原現象と名付ける...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...私はかかる優越な意味に於ける――固より唯歴史的意識との關係に於てのみ――事實を歴史の基礎經驗と名付ける...
三木清 「歴史哲學」
...それを有らせる根元(こんげん)を無意識と名付ける...
森鴎外 「妄想」
...今の学者の流儀で名付けると...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...又自然に平音に復する……という声の型を作ってこれをシオリと名付ける...
夢野久作 「能とは何か」
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