...名人肌ともいうべき奇行家なのだ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...田中玉宝氏などいう人たちは名人肌(はだ)な人で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...名家の系統を引いただけに名人肌の人でした...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...蒲原は一種名人肌の外科医で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...天才型または名人肌の人に多いようである...
中谷宇吉郎 「吉右衛門と神鳴」
...廃れてゆく南部鉄瓶工の名人肌の親方新耕堂久作が...
宮本百合子 「「建設の明暗」の印象」
...名人肌の一くせある爺さん(勿論内容豊富也)というところですね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...名人肌の道楽気がなくては出来ぬ芸だ...
山本笑月 「明治世相百話」
...といっていわゆる名人肌の奇行などは微塵も聞かず...
山本笑月 「明治世相百話」
...名人肌とはこれか欲のなかったその頃の画家狩野芳崖先生が明治の初年に描いた「犬追物」の図...
山本笑月 「明治世相百話」
...以上の諸大家さすがに名人肌であった...
山本笑月 「明治世相百話」
...これがいわゆる名人肌...
山本笑月 「明治世相百話」
...翁は稀に見る飄逸の名人肌...
山本笑月 「明治世相百話」
...いはゆる名人肌なる型がかはつてゐるので...
吉川英治 「折々の記」
...日常の畸行に富む逸話的な名人肌なるものは...
吉川英治 「折々の記」
...名人肌的な畸行ぶりを...
吉川英治 「折々の記」
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