...老僕の傍には盛(さかり)をすぎた一匹の獵犬(ポインター)と名だたるバンタム...
アーヴィング 高垣松雄訳 「驛傳馬車」
...山陰(さんいん)に名だたる剣客であった...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...当地は名だたる武芸の盛んな地でございまして...
中里介山 「大菩薩峠」
...朝廷側の名だたる策士は...
蜷川新 「天皇」
...南仏の海岸に名だたる...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...この街の名だたる顔役連中が居流れた...
火野葦平 「花と龍」
...そこには、多くの、江戸で名だたる、花街(いろまち)、富豪、貴族たちの、家号や名前が、ずらりと並んでいるのだったが、彼の瞳は、ただじっと、土部三斎という、駿河守隠居名に、注がれて離れなかった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...しかもあのフランソワ王の名だたるお鼻のおん前で!* 皇帝というのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あんなにたくさんの・(c)古人の・(a)名だたる・判断の権威に楯つくほど...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それにこの国では優れた歌が何も名だたる歌人からのみ出るのではないのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...あの名だたる名家の劍と一門の多勢(たぜい)に對して...
吉川英治 「折々の記」
...呂蒙(りょもう)などという呉将の名だたる手勢手勢が...
吉川英治 「三国志」
...名だたるお方もおりまする...
吉川英治 「私本太平記」
...名だたる敵の首でも挙げなければ...
吉川英治 「新書太閤記」
...京都の名だたる貴紳(きしん)を網羅(もうら)しているといってよい...
吉川英治 「新書太閤記」
...名だたる徳川勢との初めての決戦なれば――と...
吉川英治 「新書太閤記」
...従来の名だたる面々はいうまでもない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...今では召抱えられる身ではなし――何で名だたる牢人衆などを...
吉川英治 「宮本武蔵」
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