...猟銃をとっては名うての巧者である...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...倫敦(ロンドン)で名うてのタイピストに比べても決して負(ひけ)は取られない...
薄田泣菫 「茶話」
...あるいはブラッドフォードのメイソン、名うてのマラー、モンペリエのルフェーヴル、ニューオーリンズのサムスン...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...丸山は名うての者...
中里介山 「大菩薩峠」
...甲府で名うての腕利きの老石工でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...その方では名うての腕利きであったが...
中里介山 「大菩薩峠」
...いま名うての新撰組では隊長だ」「ああ...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし家は剣道で名うての男谷(おたに)の家...
中里介山 「大菩薩峠」
...これから名うての剣客島田虎之助をからかった物語だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...新潟の花街(さかりば)で名うての...
長谷川時雨 「市川九女八」
...ノズドゥリョフが名うての大嘘つきであることは誰でも知っていたから...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...名うての悪党なら早晩見つかると自覚し...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...名うての三羽烏だった...
牧逸馬 「双面獣」
...何しろ服部は名うての壮士で懲役へ行くのを自慢にしてゐる人物なんだから――とたいもお葉も好い顔はしなかつたのに...
牧野信一 「サクラの花びら」
...名うての悪者らしいとは――「それで...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...代地に名うての待合(まちあい)朝倉(あさくら)の戸口を開けて...
森鴎外 「そめちがへ」
...深川で名うての芸妓なんぞに」「待って...
山本周五郎 「風流太平記」
...汝(てめえ)の小細工は名うての事じゃねえか』『吐(ほ)ざきやがったな』『ざまを見ろ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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