...夫が何時の間にか同職間の生活意識のおかげで問題形態が変転して来て...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...」そして彼は、植字工の父親に銘仙の着物をきせたり、同職の息子を、ずっと年若くして律儀な商店員にしたりしたことが、自分でもひどく嫌だったと告白した...
豊島与志雄 「在学理由」
...また父と反対党とも目されていた戸塚助左衛門も同職となった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...御同職のお医者さんであるらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...僧形(そうぎょう)の御同職(仮りに)とは相対して...
中里介山 「大菩薩峠」
...僧形の同職が先以(まずもっ)て言いけらく...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんな話がございます」僧形の同職もまた改まったから...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうすると僧形の同職が...
中里介山 「大菩薩峠」
...お話を伺いたいものでございます」僧形の同職がすすめるのを道庵は...
中里介山 「大菩薩峠」
...例の僧形の同職に送られて庭を歩く途中...
中里介山 「大菩薩峠」
...僧形の同職は、それを聞いて同感の意を面(おもて)に現わし、「御尤(ごもっと)もでございます、浦島太郎が、この寝覚の床で釣を垂れたというのは、全く証拠のないでたらめでございますが、一説には、こういう話がありますんですな、足利(あしかが)の末の時代でもございましたろう、川越三喜という名医が、この地に隠栖(いんせい)を致しましてな、そうして釣を垂れて悠々自適を試みていましたそうですが、その川越三喜は百二十歳まで生きたということで、土地の人が、浦島とあだ名をつけて呼んでいたそうですから、多分その川越三喜の事蹟を、浦島太郎に附会してしまったものかと思います」「川越三喜――なるほど、あれはわれわれの同職で、しかも武州川越の人なんだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...かりに同職として見ても...
中里介山 「大菩薩峠」
...我々同職の風上にも置けない奴なんだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...」と彼は半ば同職者としてのさうした思ひ遣りを持つて...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...なアに聟(むこ)が手前と同職でござりまして...
柳田国男 「雪国の春」
...同職の柳生但馬守(たじまのかみ)が...
吉川英治 「剣の四君子」
...部落の同職の人々へすら...
吉川英治 「平の将門」
...同職の渡り者といえば...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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