...メンバー同格のパフォーマンスで舞台を盛り上げた...
...私はあなたと同格の地位に立っていると思います...
...彼女は私たちと同格の教育を受けている...
...日本と同格の国として認められた...
...世界と同格の競争力を持った企業を目指す...
...一丈だけさばを読んで奈良の大仏と同格にしてしまいました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...夫人はもと桐生家と同格の大名(だいみょう)である池鯉鮒信濃守(ちりうしなののかみ)の息女である...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...同格化(コーオルディネーション)のために便利であろうと思われる...
寺田寅彦 「耳と目」
...両者はもはや同格などではない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...主客対立という関係の上で同格となることが出来るからである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...「あなたは、どちらからおいでになりましたの」「関の大谷風呂に暫く逗留しておりました」「お国はドチラですの」「東国の方ですがね、諸所方々をフラつきましたよ」「お目がお悪い御様子ですが」「はい、目がつぶれてしまいましてね、つまり天罰というやつなんですよ」「どうして、そういう目におあいになりましたの」「十津川の騒動の時にやられました」「ああ、あの天誅組(てんちゅうぐみ)の騒動に、あなたもお出になりましたか」「はい、十津川では天誅組の方へ加わりました、中山卿だの、それから松本奎堂(まつもとけいどう)、藤本鉄石なんていう方へ加わりました」「まあ、それは頼もしい、天朝方でございますね」「なあに、頼もしく入ったんじゃありませんよ、頼まれたもんですからツイね、つまり、人生意気に感ずというわけなんでしょう」「その前は、どちらに」「その前は壬生(みぶ)におりました」「まあ、壬生浪(みぶろう)……」「恐れるには当りませんよ、これもふとした縁でしてね、好んで新撰組に加わったわけじゃありません」「では、あなたはずいぶん、お手が利(き)いていらっしゃるのね」「剣術が少し出来るんでね、まあ、それで身を持崩したようなものです」「よくまあ、でも、その御不自由なお身体(からだ)でねえ」「こんな不自由な身で生きているというのが不思議なんです、いいや、不思議なんて、そんな洒落(しゃれ)たことではないです、恥さらしなんです、業さらしなんです、まあ普通の良心を持っている奴なら、とっくに、どうかしてるんですがね、こんな奴は、天がなかなか殺さないんです、つまり、なぶり殺しなんですね、あっさりと殺してしまうには、あんまり罪が深い」「そんなことはありませんよ、自暴(やけ)におなりになってはいけません、あなたなんぞは、お若いに、これからが花ですよ」「ふーん、これから花が咲くかなあ」「咲かなくって、あなた、どうするもんですか、わたしなんぞごらんなさい、ことし、幾つだと思召(おぼしめ)す」「左様、女の年というものは、若く言って叱られる、老(ふ)けて言うと恨まれる、当らんものだなア」「当ててごらんなさいよ、あなたはお目が見えないから、皺(しわ)がわからないので、それで有難いのよ」「ふん、当ててみましょうか」「当ててごらんなさいましよ、御遠慮なく、お世辞でなく、正直な判断を聞かせて頂戴」「ふーん、鬼頭天王のおばさんと、ほぼ同格かな、あれより少し若いかな」「鬼頭天王のおばさんというのは、どなた?」「うん、いや――拙者の伯母(おば)なんだが」「その伯母さん、お幾つ?」「そうさなあ、四十……」「それで、わたしは?」「それより、若いかなあ」「有難う」「何でお礼を言います」「有難う」「年を言って、お礼を言われるはずはないのだが」「言ってみましょうか、わたしの本当の年を」「おっしゃってみて下さい」「酉(とり)の五十三――七月生れよ」「ははあ、五十三」「いいお婆さんでしょう、四十幾つかに見られて嬉しい、ついでに、わたしの人柄を言ってごらん下さい」「人柄とは?」「どんな衣裳をつけて、そうして、何を商売にしていますか、それを当ててみてごらんなさい」「拙者は卜(うらない)を稽古して置かなかった...
中里介山 「大菩薩峠」
...原子におけるダルトンと同格に...
中谷宇吉郎 「英国の物理学界と物理学者」
...真理の探究という点だけからいえば、シベリアのポドソールの研究も、北海道の火山灰の研究も、同格である...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...現代科学の最尖端を行く発見と同格に...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...こっちも同格だから驚かない...
野村胡堂 「胡堂百話」
...環境は有機體に同格化され...
三木清 「論理と直觀」
...ちょうど英語の Fireplace と同格の語と考えられる...
柳田国男 「木綿以前の事」
...すなわち本家とほぼ同格の家を...
柳田国男 「木綿以前の事」
...円遊の大きな鼻を撫でるのと同格で客は「もう一遍」などと騒ぐ...
山本笑月 「明治世相百話」
...われわれと同格の気で...
吉川英治 「三国志」
...相弟子(あいでし)の小太郎と同格といわれた腕...
吉川英治 「神州天馬侠」
...家賃も物価も安く周(まわ)りも同格者ばかりなので...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...今ではもう二人は同格だった...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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