...彼女の提案に同断してしまった...
...その話には同断するしかないでしょう...
...彼は私の意見に対して同断した...
...同断する勇気が必要だった...
...同断する前に考え直すべきだ...
...大国より諸仏当国へ被請移被尊敬と同断之儀に御座候...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...政治家もまた同断だ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...太くたくましいステッキを振りまわして歩きたがるのと同断である...
太宰治 「佳日」
...同断ノ挨拶故ソレモ呑マシタ...
中里介山 「大菩薩峠」
...事件の元兇についても同断であった...
中村地平 「霧の蕃社」
...ばてれんの訴人 銀三百枚いるまんの訴人 銀二百枚立ちかへり者の訴人 同断同宿並にかくし置き他より顕(あら)はるるに於ては――云々の文句が威脅するやうに墨黒々とそれに書かれてゐる...
長與善郎 「青銅の基督」
...ことに吾輩が時々同衾(どうきん)する小供のごときに至っては言語同断(ごんごどうだん)である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...まことに言語同断(ごんごどうだん)で...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...神戸の支店でも右同断...
二葉亭四迷 「旅日記」
...「新婚」も同断、馬鹿々々しくてやっとれん...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...悪いたづらや執拗な悪づれは言語同断で...
牧野信一 「創作生活にて」
...その手紙たるやまた言語同断の烏耶無耶で幾度も云ふやうでありますが一向要領を得ないのであります...
牧野信一 「月あかり」
...「ひとの馬を勝手に追つ放すなんて言語同断だ...
牧野信一 「月あかり」
...これはまた言語同断といふ程拙劣であつて私は途方に暮れた...
牧野信一 「文学的自叙伝」
...シャツ製造人や販売人に対して快くは思えないのと同断であろう)この手法の特色の一つは...
三好十郎 「恐怖の季節」
...今更になって飴をなめさせて治せと申すのと同断! 人を馬鹿に扱うのはよい加減にされっ!兵藤 馬鹿に扱ったと? 拙者が貴公をか?井上 そうではないか! 拙者をとは限らぬ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...この外にまだ今の世には言語同断な悪弊がある...
村井弦斎 「食道楽」
...君が以前食べたというのはどういう風(ふう)に料理したか」大原「牛肉の煮込のように鍋の中へ豚の生肉を打(ぶ)ち込(こ)んで煮たのさ」主人「アハハそれこそ言語同断(ごんごどうだん)乱暴狼藉(らんぼうろうぜき)というものだ...
村井弦斎 「食道楽」
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