...彼女は同情者で、誰かが困っているとすぐに手を差し伸べます...
...同情者たちは被災地に募金を集めるために賛同の署名を集めています...
...彼は同情者のように見えますが、本当は自分勝手な人です...
...私たちは同情者を必要としてますが、彼女はただ話し上手でそれ以上のことはしてくれません...
...同情者の心を持ち合わせた人は、人々に好かれやすい傾向があります...
...食物をくれる同情者のない時には水を飲んで餓えを凌ぎ...
田中貢太郎 「黄金の枕」
...讃岐こそ平中の同情者であって...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...寧(むし)ろこの少女(をとめ)の手――宇宙に唯一人の同情者なるこの自然児の手に親しく火葬せらるゝのが何んなに本意であるか知れぬ...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...彼に対する同情者は遠方から電報をよこしたりした...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...頼まれもせぬ同情者となって陶工の「不徳義」を責めるような事件が起こることもある...
寺田寅彦 「空想日録」
...また一茶(いっさ)には森羅万象(しんらばんしょう)が不運薄幸なる彼の同情者慰藉者(いしゃしゃ)であるように見えたのであろうと想像される...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...この費用は同情者の寄附による慰安會費から支出する事迄御話下された...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...一人の同情者もなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...かねてから二人の間のひそかな同情者たる姉の清子に...
豊島与志雄 「沼のほとり」
...兵馬の行動に同情者であると共に...
中里介山 「大菩薩峠」
...あらゆる意味で父の同情者でありながら...
夏目漱石 「明暗」
...「私はあなたの同情者よ」津田は答えた...
夏目漱石 「明暗」
...平次という同情者を得て...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...仲間の妹や姪たちもみな熱心な同情者で...
久生十蘭 「予言」
...源氏への同情者として宮のお心では命婦をお憎みになることもあるらしいのを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...近頃ではもうまったく内蔵助たちの同情者であって...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...前からキリシタンの同情者ではあったが...
和辻哲郎 「鎖国」
...蜂須賀などはキリシタンの同情者であった...
和辻哲郎 「鎖国」
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