...彼女は同情者で、誰かが困っているとすぐに手を差し伸べます...
...同情者たちは被災地に募金を集めるために賛同の署名を集めています...
...彼は同情者のように見えますが、本当は自分勝手な人です...
...私たちは同情者を必要としてますが、彼女はただ話し上手でそれ以上のことはしてくれません...
...同情者の心を持ち合わせた人は、人々に好かれやすい傾向があります...
...必ず彼の罪なきに受けし災禍を認めて彼の同情者...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...………」「何で雪子ちゃんはそない云うねん」「雪子ちゃんは啓坊の同情者ですよってにな...
谷崎潤一郎 「細雪」
...また場合によっては百年も千年も後世に生まれた同情者が...
寺田寅彦 「科学と文学」
...お君はお銀様の同情者でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...持たぬ者の悩みは、お仲間が最大多数であって、同情の分量もまたそれに比例して大きいが、持てる者の悩みは、その共鳴者が少ないだけ、理解者も、同情者も、少ないと言わなければならないのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...兵馬の行動に同情者であると共に...
中里介山 「大菩薩峠」
...「私はあなたの同情者よ」津田は答えた...
夏目漱石 「明暗」
...同族の誰彼はみな俺の同情者で...
久生十蘭 「湖畔」
...トムスクの同情者が多数逮捕されてから...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...若しこの書が幾人なりとも同情者を集め...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...所謂(いわゆる)「同情者」の問題に移りました...
宮本百合子 「逆襲をもって私は戦います」
...源氏への同情者として宮のお心では命婦をお憎みになることもあるらしいのを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...更に一箇の有力且つ善良なる同情者を得た...
柳田国男 「人狸同盟將に成らんとす」
...同情者の前に展開しようとする...
柳田国男 「木綿以前の事」
...ただ一人の同情者もあるわけはないと信じるのだった...
吉川英治 「大岡越前」
...恋の同情者としてでなく...
吉川英治 「私本太平記」
...――しかも彼はその家康なるものを、無二の同情者、理解者、絶対な味方と信じて疑わないのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...諸大名には同情者もあり...
和辻哲郎 「鎖国」
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