...彼女は同情者で、誰かが困っているとすぐに手を差し伸べます...
...同情者たちは被災地に募金を集めるために賛同の署名を集めています...
...彼は同情者のように見えますが、本当は自分勝手な人です...
...私たちは同情者を必要としてますが、彼女はただ話し上手でそれ以上のことはしてくれません...
...同情者の心を持ち合わせた人は、人々に好かれやすい傾向があります...
...あの二ひきの犬の同情者であるのは言うまでもありません...
鈴木三重吉 「やどなし犬」
...私たち安寿厨子王の同情者にとつては...
太宰治 「津軽」
...独立党の同情者、五十前後...
林不忘 「安重根」
...今迄(まで)は蔭(かげ)の同情者であった自分達としても...
谷崎潤一郎 「細雪」
...彼に対する同情者は遠方から電報をよこしたりした...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...また一茶(いっさ)には森羅万象(しんらばんしょう)が不運薄幸なる彼の同情者慰藉者(いしゃしゃ)であるように見えたのであろうと想像される...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...持たぬ者の悩みは、お仲間が最大多数であって、同情の分量もまたそれに比例して大きいが、持てる者の悩みは、その共鳴者が少ないだけ、理解者も、同情者も、少ないと言わなければならないのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...色々な同情者があらわれた...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...病中は知ると知らざるとを通じて四方の同情者から懇切な見舞(みまい)を受けた...
夏目漱石 「思い出す事など」
...トムスクの同情者が多数逮捕されてから...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...しかし、中には、同情者があって、「そんなに、人を嘲るもんじゃないよ...
火野葦平 「花と龍」
...若しこの書が幾人なりとも同情者を集め...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...あの人はまた私の同情者となり兄となつて...
水野仙子 「道」
...たゞ一人の同情者である姉は...
水野仙子 「夜の浪」
...鼻取(はなとり)地蔵というのもまた農民の同情者で...
柳田國男 「日本の伝説」
...玄徳同情者の裏切りや脱走が続いて以来その後も...
吉川英治 「三国志」
...宋江の同情者がたくさんいたので...
吉川英治 「新・水滸伝」
...前からキリシタンの同情者ではあったが...
和辻哲郎 「鎖国」
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