...長年の努力が報われ、ついに吉報が届いた...
...彼の試合を見た瞬間、吉報が舞い込んできた...
...明日の会議で吉報を聞くことができるかもしれない...
...さっきニュースで吉報が報じられた...
...気分が良くなる吉報を聞いたら、つい友達に電話してしまった...
...吉報を聞いて喜ばしさの余り...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...やっぱり変装して来た方がいいよ」この吉報を聞いて打捨てて置く訳には行かぬ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...新居の吉報を齎らして...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...「同志に告ぐる書」は、同志によって批難されるだろう場合ばかりに気を配っているようだが、同志の待遇を受ける光栄を有つだろう「世間」から喝采を博するだろうことに就いては、一向自信を持っていないらしく見える――併し世間の心ある識者達は、いずれも之に熱烈な喝采を送るのを惜んでいない、という吉報を、修道院のように静寂な獄内に坐している巨頭達の耳へ、早く入れてやりたいものである...
戸坂潤 「社会時評」
...二、没落転向問題で以て花見のように陽気になっている世間に、更に景気をそえるために、又吉報が現れた...
戸坂潤 「社会時評」
...「吉報?」「私は結婚することになったんですよ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...吉報をオリヴィエにもたらしてきた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この吉報に對して歡喜の聲を發せざるものはなかつたろう...
長岡半太郎 「原子核探求の思い出」
...『古事記』に大国主(おおくにぬし)その兄弟に苦しめられた兎を救い吉報を得る事あり...
南方熊楠 「十二支考」
...江戸へ帰って吉報をお待ちなさるがいい」「アア...
吉川英治 「剣難女難」
...その者たちの上に或る吉報が...
吉川英治 「私本太平記」
...――そう希望し、そう判断して、吉報の到るのを、今か今かと、心待ちにしている程だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...五月、御吉報の矢文を、東の空でひたすらお待ち申してのみ暮しております...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...一日一日の皆の行動が、忠左衛門の手から、内蔵助のところへ報告され、時には眉を曇らせ、時には手を打って、『吉報吉報』と、欣(よろこ)び合う...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...われわれの吉報を一日千秋の思いでお待ちなされている」「分りました...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お江戸の吉報、待ち上げまする)読み終ると、も一度、初めの方へ目を返して、「九月の上旬……、すると、今からまだ二月(つき)の間(ま)がある」「それまでには、常木先生のお支度も十分にできるし、こっちの方も楽に江戸から帰れますぜ」「なるべく、阿波守が入国の混雑に乗じて、その隙に、関を破って密境へ入りこむが上策であるという諜(しめ)し合せ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...法月弦之丞(のりづきげんのじょう)は、松平家から火急な使者をうけて、いよいよ吉報と、よろこんで駈けつけたが、不思議や、そのまま行方不明となってしまった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...マガリャンスはこの吉報を喜ぶと共にサン・アントニオの失踪を憂え...
和辻哲郎 「鎖国」
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