...長年の努力が報われ、ついに吉報が届いた...
...彼の試合を見た瞬間、吉報が舞い込んできた...
...明日の会議で吉報を聞くことができるかもしれない...
...さっきニュースで吉報が報じられた...
...気分が良くなる吉報を聞いたら、つい友達に電話してしまった...
...まだ何の吉報もありません...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...これじゃないかね」私達は思いがけぬ吉報に狂喜して...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...見舞(みま)いがてら吉報(きっぽう)をもってきたのであった...
壺井栄 「二十四の瞳」
...思い切って武男が母は山木が吉報をもたらし帰りしその日...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...「同志に告ぐる書」は、同志によって批難されるだろう場合ばかりに気を配っているようだが、同志の待遇を受ける光栄を有つだろう「世間」から喝采を博するだろうことに就いては、一向自信を持っていないらしく見える――併し世間の心ある識者達は、いずれも之に熱烈な喝采を送るのを惜んでいない、という吉報を、修道院のように静寂な獄内に坐している巨頭達の耳へ、早く入れてやりたいものである...
戸坂潤 「社会時評」
...吉報を持ってくるから」シルバデール令夫人が無気力に首を振った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...昼夜ネクタイも取らずに吉報(きっぽう)を待って電話の傍(かたわ)らに立ちつくした...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...それが僕には吉報のやうにその日には喜ばしい事件が起つて來て...
室生犀星 「末野女」
...近日のうちに必ず成功を見られましょう)という吉報をもたらすべく中国へ急ぎ...
吉川英治 「黒田如水」
...費(ひい)の吉報を待っていたが...
吉川英治 「三国志」
...「ところで、この吉報を、さっそく大塔ノ宮へもお告げ申したいが、宮は吉野落ちの後、高野(こうや)とばかりで、その御在所も連絡が来ておらぬ...
吉川英治 「私本太平記」
...――そう希望し、そう判断して、吉報の到るのを、今か今かと、心待ちにしている程だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...野々村主水からの吉報をあてにして...
吉川英治 「新書太閤記」
...吉報は妻恋へ」「アア...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...行ってくれるか」「吉報を...
吉川英治 「無宿人国記」
...山城国(やましろのくに)の含月荘へ」「はっ」「急いで行ってくれ」「心得ましてござります」「そちの吉報が...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...吉報をつかんで立ち帰りまする」「オオ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...マガリャンスはこの吉報を喜ぶと共にサン・アントニオの失踪を憂え...
和辻哲郎 「鎖国」
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