...鼻を押しつけていたが「蘇合香?」と...
直木三十五 「南国太平記」
...壇上の品々――人髪、人骨、人血、蛇皮、肝、鼠の毛、猪の糞、牛の頭、牛の血、丁香、白檀、蘇合香、毒薬などというものは、人を呪い殺すために、火に投じる生犠の形であった...
直木三十五 「南国太平記」
...兵助は、口の中で、何か唱えながら、白檀と、蘇合香とを、牛頭の上から、撒きちらした...
直木三十五 「南国太平記」
...蘇合香などがこの目的に使われたが...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...三つになる娘の百合香(ゆりか)に...
火野葦平 「花と龍」
...この百合香が居るばっかりに...
火野葦平 「花と龍」
...あどけない無心の百合香に頬ずりしながら...
火野葦平 「花と龍」
...あたしを射っちゃいやよ」百合香が...
火野葦平 「花と龍」
...もう三十歳に近い百合香は...
火野葦平 「花と龍」
...百合香もいいだして...
火野葦平 「花と龍」
...「百合香、お前、すまんが、東南院に行って、お茶を貰うて来てくれんか」「行って来るわ」気軽に答えて、森林の小径を降って行った...
火野葦平 「花と龍」
...百合香が、さっき、いうとったように、おれは日若座が焼けてからは、たしかに、頭がのぼっとったよ...
火野葦平 「花と龍」
...あの百合香なあ、あいつ、三年ほど前に、亭主に先だたれて、後家(ごけ)暮しをしとったが、今度、願ってもないええところから、貰い手がついた...
火野葦平 「花と龍」
...百合香が登って来るのが見えた...
火野葦平 「花と龍」
...西洋花のような百合香は...
火野葦平 「花と龍」
...再婚した百合香の幸福らしい様子や...
火野葦平 「花と龍」
...衆香に雑(まじ)えて焼かば芳を益(ま)し合香に必須だ...
南方熊楠 「十二支考」
...朱と蘇合香(ストラックス)とを砂の代りに敷きつめ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??