...合服(あひふく)を着て往来へ出たら...
岩本素白 「野の墓」
...合服(あいふく)...
海野十三 「三十年後の東京」
...街をゆく男達は誰も彼も合服姿だった...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...――お父さんの格子の冬合服木島あたりで裏がえしをするか...
戸坂潤 「獄中通信」
...もし来られたら金三―五〇〇円、合服三揃、スキー帽、手袋、襟巻、シャツ、ズボン下、カトリック辞典一二、英語のギリシャ語文典(机上)、机上の国訳漢文大成を、出来る限度に於いて領置しておいて欲しい...
戸坂潤 「獄中通信」
...彼の皺の多い古い合服が...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...年中合服一着ですむところでも...
中谷宇吉郎 「果物の天国」
...軽い合服(あいふく)に...
野村胡堂 「悪人の娘」
...鼠色合服の上着の前を左右から掻きあわせつつ...
宮本百合子 「刻々」
...合服の襟を立てたくなるほどの冷たさにときどき矢代は胴を震わせた...
横光利一 「旅愁」
...そのうちにシベリヤ以来すっかり忘れていた合服が夏の日にだんだん暑くなって来た...
横光利一 「旅愁」
...合服なんか着て...
横光利一 「旅愁」
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