...とても合巻(がふくわん)の方へは手が出せさうもない...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...とても合巻(ごうかん)の方へは手が出せそうもない...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...年ごとに売出す合巻(ごうかん)の絵草紙の数も重(かさな)って天保(てんぽう)の今日に至るまで早くも十幾年という月日を閲(けみ)した...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...「どうなすった」種彦(たねひこ)の合巻物(ごうかんもの)を読んでいた親爺も...
中里介山 「大菩薩峠」
...合巻物(ごうかんもの)...
中里介山 「大菩薩峠」
...「『妙々車』という合巻物(ごうかんもの)でございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...くさ双紙(ぞうし)の合巻(ごうかん)ものが...
長谷川時雨 「神田附木店」
...合巻(ごうかん)かきでは...
長谷川時雨 「大門通り界隈一束」
...長いほうが読みでがあるので合巻は歓迎された...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...草双紙とも絵草紙ともいったがそれはともに合巻を指した...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...その合巻に先鞭をつけたのはじつに三馬その人であった...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...「当節流行の合巻のはじまりは...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...合巻二冊に分けて売り出しやしたが...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...この三馬などが相当に大きな顔をしているのだから合巻読み物の世界はじつに下らない容易いところだ...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...何んとならばこの嘉永四年は『気海観瀾広義』全十五巻(後刷りの本は五篇を五冊に合巻)の中...
牧野富太郎 「植物記」
...読んでいた合巻本(ごうかんぼん)をそこへ置くなり...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...合巻本(ごうかんぼん)を読んだり...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...明治になって合巻風の草双紙を初めて活版本にしたのは高畠藍泉の『巷説児手柏』...
山本笑月 「明治世相百話」
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