...仕事の合い間合い間には...
芥川龍之介 「犬と笛」
...」彼は時々話の合い間にこう言う註釈も加えたりした...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...しかも誰かと話す合い間に時々こう女教師に話しかけていた...
芥川竜之介 「歯車」
...池の蛙(かわず)が鳴いているのが風の合い間に聞えます...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」
...陸地測量部の人たちが頻繁(ひんぱん)な爆発の危険に身命をさらしながら爆発の合い間をねらっては水準測量をしている...
寺田寅彦 「小浅間」
...その合い間合い間には...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...その話の合い間に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...風の合い間の凪(なぎ)が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...情事の合い間に困窮を相手にしてしゃべり散らすふざけたやり方...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかし律動的な運動の合い間合い間には...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そして彼女のいなくなった合い間に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...時として彼は徒刑場の労役の合い間に手を休めた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...来年は是非『停まれる時の合い間に』を書いて下さい...
原民喜 「ある手紙」
...ボブはカピが演芸(えんげい)の合い間に芸(げい)をして見せてくれることを望(のぞ)んでいた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...十三絃の琴は他の楽器の音の合い間合い間に繊細な響きをもたらすのが特色であって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...親しく中将にも仕えていた女房であったから、昔の妻についての思い出話をしたあとで、「私がさっき廊の端を通ったころに、風がひどく吹いていて、簾(すだれ)が騒がしく動く紛れに、その合い間から、普通の女房とは思われない人の後ろへ引いた髪が見えたから、尼様たちのお住居(すまい)にだれが来ておられるのかと驚きましたよ」と中将が言いだした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...女中は激震の合い間に勇敢にも路地をはいってその奥の家のまたその最も奥にある台所へ行ってガスを消して来た...
和辻哲郎 「地異印象記」
...これらはすべて農業の合い間に労働を楽しむ程度で働いても...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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