例文・使い方一覧でみる「合い間」の意味


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...すると彼は口笛の合い間(ま)に突然短い笑い声を洩らし...   すると彼は口笛の合い間に突然短い笑い声を洩らしの読み方
芥川龍之介 「彼 第二」

...池の蛙(かわず)が鳴いているのが風の合い間に聞えます...   池の蛙が鳴いているのが風の合い間に聞えますの読み方
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」

...「奥様(おくさん)、おみあが痛いことおへんか? どうぞ此方(こっち)へお出しやして、………」気のいいお久は窮屈な升の中でまめまめしく茶を入れたり、菓子をすすめたり、何を云っても振り向きもしない美佐子を相手にときどき話しかけたりして、その合い間には、うしろへ右の腕を伸ばして煙草盆の角に載せられた杯のふちへ手をかけている老人に、なくなる頃を見はからってはそうっと酒を注(つ)いでやっている...   「奥様、おみあが痛いことおへんか? どうぞ此方へお出しやして、………」気のいいお久は窮屈な升の中でまめまめしく茶を入れたり、菓子をすすめたり、何を云っても振り向きもしない美佐子を相手にときどき話しかけたりして、その合い間には、うしろへ右の腕を伸ばして煙草盆の角に載せられた杯のふちへ手をかけている老人に、なくなる頃を見はからってはそうっと酒を注いでやっているの読み方
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」

...陸地測量部の人たちが頻繁(ひんぱん)な爆発の危険に身命をさらしながら爆発の合い間をねらっては水準測量をしている...   陸地測量部の人たちが頻繁な爆発の危険に身命をさらしながら爆発の合い間をねらっては水準測量をしているの読み方
寺田寅彦 「小浅間」

...その話の合い間に...   その話の合い間にの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...一々述べたてなければならないというのか!それらのことの合い間には...   一々述べたてなければならないというのか!それらのことの合い間にはの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...風の合い間の凪(なぎ)が...   風の合い間の凪がの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...ちょっとあたりがひっそりとなった合い間にクリストフは...   ちょっとあたりがひっそりとなった合い間にクリストフはの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...情事の合い間に困窮を相手にしてしゃべり散らすふざけたやり方...   情事の合い間に困窮を相手にしてしゃべり散らすふざけたやり方の読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...しかし律動的な運動の合い間合い間には...   しかし律動的な運動の合い間合い間にはの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...そして彼女のいなくなった合い間に...   そして彼女のいなくなった合い間にの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...藤原の話の合い間合い間には疑ったりしていた...   藤原の話の合い間合い間には疑ったりしていたの読み方
葉山嘉樹 「海に生くる人々」

...来年は是非『停まれる時の合い間に』を書いて下さい...   来年は是非『停まれる時の合い間に』を書いて下さいの読み方
原民喜 「ある手紙」

...ただそういう合い間の時期に君の視線の方角にぴったりした連中が置かれていたのにちがいない...   ただそういう合い間の時期に君の視線の方角にぴったりした連中が置かれていたのにちがいないの読み方
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」

...男は懐中から笛を出して吹きながら合い間に『飛鳥井(あすかゐ)に宿りはすべし蔭(かげ)もよし』などと歌うと...   男は懐中から笛を出して吹きながら合い間に『飛鳥井に宿りはすべし蔭もよし』などと歌うとの読み方
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」

...煩悶の合い間というものがなくなった源氏の中将も変わった夢を見て夢解きを呼んで合わさせてみたが...   煩悶の合い間というものがなくなった源氏の中将も変わった夢を見て夢解きを呼んで合わさせてみたがの読み方
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」

...十三絃を合い間合い間にほかのものに合わせてだけお弾(ひ)きになるにとどまった...   十三絃を合い間合い間にほかのものに合わせてだけお弾きになるにとどまったの読み方
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」

...親しく中将にも仕えていた女房であったから、昔の妻についての思い出話をしたあとで、「私がさっき廊の端を通ったころに、風がひどく吹いていて、簾(すだれ)が騒がしく動く紛れに、その合い間から、普通の女房とは思われない人の後ろへ引いた髪が見えたから、尼様たちのお住居(すまい)にだれが来ておられるのかと驚きましたよ」と中将が言いだした...   親しく中将にも仕えていた女房であったから、昔の妻についての思い出話をしたあとで、「私がさっき廊の端を通ったころに、風がひどく吹いていて、簾が騒がしく動く紛れに、その合い間から、普通の女房とは思われない人の後ろへ引いた髪が見えたから、尼様たちのお住居にだれが来ておられるのかと驚きましたよ」と中将が言いだしたの読み方
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」

「合い間」の読みかた

「合い間」の書き方・書き順

いろんなフォントで「合い間」

「合い間」の英語の意味


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深くする   しなびた   押し返そうとする  

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