...富五郎はその晩から恐ろしく吃逆(しゃっくり)が出て...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...ようやく吃逆は直りましたが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...ときどき吃逆(しゃっくり)がまじって...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「麻酔剤」
...そして吃逆(しゃくり)も激しく出た...
田山花袋 「田舎教師」
...悲しい吃逆(しゃくり)とともにたえず十二音脚をふんでるかと思われた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...吃逆(しゃっくり)のように彼の口から出た...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...最後の吃逆(しゃくり)がいるんなら...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...吃逆(しゃくり)に途切れていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...吃逆(しゃっくり)をするような真似をひとつすると...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...日の暮の渚で鵜が吃逆(しやつくり)をする...
三好達治 「測量船拾遺」
...ごくんと一つ吃逆(しやつくり)をして機關車がとまつてしまつた...
三好達治 「霾」
...第二百二十三吃逆(しゃっくり)の薬お登和嬢が心配すると同様に中川もまた窃(ひそか)に胸を痛めぬ...
村井弦斎 「食道楽」
...吃逆の烈(はげし)いのは非常の苦痛を起すものだけれども癒すのは訳もない...
村井弦斎 「食道楽」
...吃逆は筋肉が攣(ひ)き釣(つ)るのだから反対に膨脹させるのが一番だ...
村井弦斎 「食道楽」
...頑固な吃逆は随分困るものです...
村井弦斎 「食道楽」
...その内にどうしたか吃逆(しゃっくり)を始めて泣くのと吃逆と一緒でどんなに面白うございましてしょう...
村井弦斎 「食道楽」
...あのお薬で吃逆は直(す)ぐ癒(なお)ったとみえてお代さんはケロリとした顔して大原さんの側に座っているのです...
村井弦斎 「食道楽」
...頑固な吃逆も忽(たちま)ちにしてケロリと癒りました...
村井弦斎 「食道楽」
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