...彼は吃驚(びっくり)して尿をやめて背後を振りかえった...
海野十三 「くろがね天狗」
...波の間からちらりとみえる赤い吃水線(きっすいせん)...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...予期しないことに吃驚(びっくり)して云った...
海野十三 「夜泣き鉄骨」
...かうすると味噌がはつと吃驚(びつくり)して...
薄田泣菫 「茶話」
...一時間足らずの談話(はなし)に三十七の欠伸をしたので流石に上田氏も吃驚(びつくり)した...
薄田泣菫 「茶話」
...檣冠から吃水線までくっきりと映っていて...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...そのとき先生自身がひどく吃驚(びっくり)した顔を今でもはっきり想い出すことが出来る...
寺田寅彦 「追憶の冬夜」
...壮士というような人間の心の単純さに私はじっさい吃驚(びっくり)したのだった...
平林初之輔 「私はかうして死んだ!」
...重ねがさねのご無礼――まことに」彼は吃(ども)った...
本庄陸男 「石狩川」
...」と苦しさうな吃音で断つてゐた...
牧野信一 「風媒結婚」
...吃驚(びっくり)したように兄人に擦り寄って...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...東京で買物のむずかしさで吃驚(びっくり)しているでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...吃驚したでしょう...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...そういう光景に吃驚(びっくり)して帰って来たことを覚えている...
柳田国男 「故郷七十年」
...あれは本物だそうだよ」平五は吃(ども)った...
山本周五郎 「末っ子」
...相手も吃驚(びっくり)したとみえ...
山本周五郎 「風流太平記」
...吃驚(びっくり)したように振り向いた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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