...私は必ず馬が吃驚(びっくり)するであろうことを...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...わたしにはどうも吃驚せぬ訳には行かなかつた...
犬養健 「愚かな父」
...なにか読者諸君が吃驚(びっくり)するような新しいラジオの話をしろと仰有(おっしゃ)るのですか? そいつは弱ったな...
海野十三 「壊れたバリコン」
...吃驚(びっくり)して騒いだもんだから...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「美人鷹匠」
...なにも……」と吃(ども)って言った...
高見順 「如何なる星の下に」
...ときどき吃逆(しゃっくり)がまじって...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「麻酔剤」
...それを見てゐた弟子や嚊は吃驚(びつくり)してそれを人々に話した...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...著名なる唖者や吃者(どもり)の仲間の一人たる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...米友を吃驚(びっくり)させるほどの声で笑い出しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...それから又その吃りぐせが...
中島敦 「プウルの傍で」
...吃驚して勘三をつついた...
林芙美子 「泣虫小僧」
...その船の吃水線(きっすいせん)に潮が盛り上ると...
林芙美子 「風琴と魚の町」
...「だしぬけにこんなお願いをしてきっと吃驚(びっくり)なすったでしょ...
平林初之輔 「謎の女」
...彼女は吃驚りしたやうに見上げた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...吃驚して呼吸が声の出ないうちに抜けてしまつた...
北條民雄 「間木老人」
...彼は吃驚(びっくり)した...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...「栄ちゃん」と吃(ども)りながらさぶが云った...
山本周五郎 「さぶ」
...狂言は「忠臣蔵」「吃又」「日向島」その他で大切りが「羽根のかむろ」...
山本笑月 「明治世相百話」
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