...紅葉を司る神とするに至りしなり...
高木敏雄 「比較神話学」
...蛇髪復讐女神 ギリシア神話の復讐を司る三女神...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...汝らヂュウス・クロニオーン――世の歡待を司る――神の雷霆凄しき怒を畏ぢず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...それ故當時海外交通を司る職に在つた安曇連などが...
内藤湖南 「聖徳太子」
...乾隆四十一年に至り文淵閣を司る吏員の官制をも定めて大體の制定了れり...
内藤湖南 「文溯閣の四庫全書」
...これは大賄所という支度を司る役所の引けた後小使部屋から出火したので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...死後の存在を呼ぶ名が生を司るものに與へられるに至つたことは...
波多野精一 「時と永遠」
...卿は唯其形體を支配して其外面の進退を司るのみ...
福沢諭吉 「帝室論」
...一日のつとめを終つた主が心静かに司るべき運動を...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...この神天の九部と天帝の囿時(ゆうじ)を司ると見え...
南方熊楠 「十二支考」
...これ天の(は(わざわい)なり)および五残(残殺の気なり)を司る〉...
南方熊楠 「十二支考」
...死を司る神に取っては...
宮本百合子 「悲しめる心」
...彼の職務はもっぱら軍事を司ることにあるのだから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...すなわち我々の保健長寿を司る学問は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...美の驚異を司るものは...
柳宗悦 「工藝の道」
...決して貴人に危害を加えるためではありません」房の内外を司る管家婆(かんかば)という役目の老女が...
吉川英治 「三国志」
...最初からの彼の愛護者メンドーサと会計を司るルイース・デ・サントアンヂェルであった...
和辻哲郎 「鎖国」
...丁度この頃には叡山の衆徒が京都の治安を司る松永久秀に対して三カ条の要求を提出していたが...
和辻哲郎 「鎖国」
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