...いったい租税を司る大蔵省は何故はやくこれに注意して農商務大臣に迫らないかと...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...一體租税を司る者は早く注意をしなければならなかつたのであります...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...只地上にありて農業禾稼を司る神女...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...汝らヂュウス・クロニオーン――世の歡待を司る――神の雷霆凄しき怒を畏ぢず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...或は各別に事を司る...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...それが又史(ふびと)であり其の外にも朝廷並に豪族にも各歸化人の文書を司る者があつたらしいから...
内藤湖南 「聖徳太子」
...乾隆四十一年に至り文淵閣を司る吏員の官制をも定めて大體の制定了れり...
内藤湖南 「文溯閣の四庫全書」
...人間が生きてゐる間生命を司るいはば生命力ともいふべきものがなほその外にある...
波多野精一 「時と永遠」
...式を司るのはシードル神父という坊主で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...子弟の教育を司るの慣行にして...
福沢諭吉 「学問の独立」
...子弟の教育を司る学者をして政事に参与せしむるは国の大害にして...
福沢諭吉 「学問の独立」
...卿は唯其形體を支配して其外面の進退を司るのみ...
福沢諭吉 「帝室論」
...ちよつとは思ひ出せない程幾晩も徹夜を続けた後の混乱の頭が司る覇気だ...
牧野信一 「嘆きの谷で拾つた懐疑の花びら」
...これ天の(は(わざわい)なり)および五残(残殺の気なり)を司る〉...
南方熊楠 「十二支考」
...僧いう晨を司る鶏は必ず童を以てす...
南方熊楠 「十二支考」
...早稻田文學などはこれを司るものか...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...彼の職務はもっぱら軍事を司ることにあるのだから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...決して貴人に危害を加えるためではありません」房の内外を司る管家婆(かんかば)という役目の老女が...
吉川英治 「三国志」
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