...一體租税を司る者は早く注意をしなければならなかつたのであります...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...只地上にありて農業禾稼を司る神女...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...60而して冥府司る*アイドーニュウス地の底に...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...これは大賄所という支度を司る役所の引けた後小使部屋から出火したので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...死後の存在を呼ぶ名が生を司るものに與へられるに至つたことは...
波多野精一 「時と永遠」
...子弟の教育を司るの慣行にして...
福沢諭吉 「学問の独立」
...一日のつとめを終つた主が心静かに司るべき運動を...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...実はその二人はシヴアとパンチヤーナナといふ「破壊」を司る恐ろしい神なのである...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...ちよつとは思ひ出せない程幾晩も徹夜を続けた後の混乱の頭が司る覇気だ...
牧野信一 「嘆きの谷で拾つた懐疑の花びら」
...今も狼を山神として専ら狩猟を司るとする処が熊野にある...
南方熊楠 「十二支考」
...鶏能(よ)く晨を司る事経伝に見(あら)われて以て至論と為す...
南方熊楠 「十二支考」
...僧いう晨を司る鶏は必ず童を以てす...
南方熊楠 「十二支考」
...正義を司るはずの裁判官が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...すなわち我々の保健長寿を司る学問は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...決して貴人に危害を加えるためではありません」房の内外を司る管家婆(かんかば)という役目の老女が...
吉川英治 「三国志」
...「潮の満干(みちひ)を司るのはあの月だとすれば……」――毎日こういう...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...最初からの彼の愛護者メンドーサと会計を司るルイース・デ・サントアンヂェルであった...
和辻哲郎 「鎖国」
...丁度この頃には叡山の衆徒が京都の治安を司る松永久秀に対して三カ条の要求を提出していたが...
和辻哲郎 「鎖国」
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