...――我我の運命を司るものは畢竟(ひっきょう)この三者である...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...紅葉を司る神となりぬ...
高木敏雄 「比較神話学」
...一體租税を司る者は早く注意をしなければならなかつたのであります...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...蛇髪復讐女神 ギリシア神話の復讐を司る三女神...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...汝らヂュウス・クロニオーン――世の歡待を司る――神の雷霆凄しき怒を畏ぢず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...恰も憲法の解釈を司る枢密院議長ではないか...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...名家は禮官(禮儀を司る...
内藤湖南 「支那目録學」
...死後の存在を呼ぶ名が生を司るものに與へられるに至つたことは...
波多野精一 「時と永遠」
...ソクラテスにおいて、魂ひの司る生が、智慧や眞理や善惡や正不正などを主なる内容乃至關心事とするものとなつたのは、更に一段の進歩である...
波多野精一 「時と永遠」
...それは一方死者であるとともに他方生を司る力乃至生の主體であり...
波多野精一 「時と永遠」
...子弟の教育を司るの慣行にして...
福沢諭吉 「学問の独立」
...この神天の九部と天帝の囿時(ゆうじ)を司ると見え...
南方熊楠 「十二支考」
...これ天の(は(わざわい)なり)および五残(残殺の気なり)を司る〉...
南方熊楠 「十二支考」
...作物を司る猴神ある事前述のごとく...
南方熊楠 「十二支考」
...彼の職務はもっぱら軍事を司ることにあるのだから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...出ては兵馬を司るのも...
吉川英治 「三国志」
...烽火台はできてもそれを司る人に人物を得なければ...
吉川英治 「三国志」
...最初からの彼の愛護者メンドーサと会計を司るルイース・デ・サントアンヂェルであった...
和辻哲郎 「鎖国」
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