...あそこに棲(す)んどる」主人は右の方の山を指した...
梅崎春生 「幻化」
...海岸づたいに右の方へ歩きだした...
海野十三 「恐竜島」
...十口坊ふと右の方に上りしに...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...先(ま)ずバーの前を右の方へ往って見ると...
田中貢太郎 「水魔」
...そして院が上達部(かんだちめ)や殿上人(てんじょうびと)と御一緒に水飯(すいはん)を召しあがったという釣殿はどのへんにあったのだろうと右の方の岸を見わたすとそのあたりはいちめんに鬱蒼(うっそう)とした森が生(お)いしげりそれがずうっと神社のうしろの方までつづいているのでその森のある広い面積のぜんたいが離宮の遺趾(いし)であることが明かに指摘できるのであった...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...向かって右の方と左の方の椅子の列から拍手をしたり...
寺田寅彦 「議会の印象」
...右の方、城内の武器庫にも、眺めているその前方いっぱいに...
直木三十五 「南国太平記」
...お豊はその足音に気がついて、人目を避けたい身の上ですから、隠れるようにそこを立去ろうとしたが、杉から右の方、二間ばかりのところに、じっと立ち止まって、こちらを見ていた竜之助の面を一目見たが、我知らずまた見直すのでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...右の方の脛(すね)の骨が折れている」「へえ」「そのほか...
中里介山 「大菩薩峠」
...先生の足許(あしもと)が右の方へよろよろとしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...楼前から右の方へ鉄輪(かなわ)の音を鳴らして去った...
夏目漱石 「行人」
...右の方にすぐ龍ヶ岳が聳えて...
野上豐一郎 「湖水めぐり」
...右の方には私室のドア...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...それはその放大せる花托面(かたくめん)に散布(さんぷ)して付着(ふちゃく)している細小な粒状(つぶじょう)そのもの(図の右の方に描いてあるもの)である...
牧野富太郎 「植物知識」
...右の方に折れたように思う...
牧野富太郎 「利尻山とその植物」
...最初の弾痕の右の方に三十糎ほどはなれて...
宮原晃一郎 「風変りな決闘」
...右の方へ行くと、岩ばつかりある中へ迷ひ込んで、森から出て来る飢ゑた獣に食はれるか、さうでなければ、諦めて戻つて来る様になる...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...間口の狭い雑貨店がごたごたと並んで人通りの多い様子が大阪の御霊(ごりやう)神社の境内へ入(はひ)る横町(よこちやう)の感じと似て居るのに興を覚え乍(なが)ら電車の通らない右の方の路(みち)を廻つてルトの広場に出た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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