...我等を叱咤するもの...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...その叱咤する声は...
海野十三 「海底都市」
...と言外に意味をふくめて叱咤するのだそうである...
太宰治 「満願」
...「否、否っ」大声で、次の間まで響く声で、叱咤すると、いきなり立った...
直木三十五 「南国太平記」
...太子の無禮を叱咤するどころではなく...
中島敦 「盈虚」
...もう総攻撃開始だと? (叱咤する)ええい...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...咆哮叱咤するかのやうな大声を張り挙げて...
牧野信一 「沼辺より」
...宣伝などに活動したもうその頃になると大東亜共栄圏論者としてのひところの控え目な消極的な態度は全くなくなって堂々と積極的で確信的で論文を書いても講演をしても私たちに教えるにも熱烈で叱咤するようであったそのくせに...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...』と内心の声が僕を叱咤する...
村山槐多 「殺人行者」
...蛇(じゃ)の道は蛇(へび)ですよ」と叱咤するような口調で云ってみた...
夢野久作 「けむりを吐かぬ煙突」
...「卑怯者っ」曹操は叱咤するや否や...
吉川英治 「三国志」
...いよいよ剣槍を研(と)ぐべしと叱咤するだろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...長柄(ながえ)をかせ」彼は、そう叱咤すると、臣下の得物を引っ奪(た)くって、獅子のように廻廊を走った...
吉川英治 「新書太閤記」
...叱咤するようにいって...
吉川英治 「親鸞」
...と武蔵は自分を叱咤するのであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...早く)と叱咤するので...
吉川英治 「宮本武蔵」
...叱咤するかのように...
吉川英治 「山浦清麿」
...千軍を叱咤するように...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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