...我等の本質の中には無限の可能性がある...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...僕は随分可能性があると思うのですがね...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...一原子の中にも大宇宙と等しい可能性がある...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...そしてもしも問題の孔がブロード・ストリートに近かったらその考えも可能性があるだろう...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...第三国人がスパイになる可能性があるとか何とか言って...
太宰治 「惜別」
...今後もこれに似た事件は何遍でも起る可能性があるから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...現象のほうは人間の力でどうにもならなくても「災害」のほうは注意次第でどんなにでも軽減されうる可能性があるのである...
寺田寅彦 「災難雑考」
...もう一つの可能性がある...
寺田寅彦 「人魂の一つの場合」
...だが講義そのものをラジオが代行することは出来ないのだ(科学映画や幻燈の方がまだその可能性があるのである)...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...客観的真実及び大衆的幸福が拒否さるる可能性があるのである...
中井正一 「知識と政治との遊離」
...変更が行われる可能性があるのです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...また前と同様に外見上の無罪宣告を受ける可能性があるわけです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...二度も三度も繰り返して大地震に見舞われる可能性があると言う方が真実である...
武者金吉 「地震なまず」
...甚大な被害を生じる可能性があるであろうか...
武者金吉 「地震なまず」
...まだ自分にも恋の可能性があるのだと思ふとまた幾らかの張りが出て来た...
横光利一 「悲しめる顔」
...それはその可能性があるとしても...
横光利一 「旅愁」
...追跡者が数多くの側道に惑わされて我々を見失う可能性があるのではないかと閃いた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...解脱して仏となる可能性がある」という意味でなくてはならない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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