...用捨(ようしゃ)なく私の精神を蕩漾(とうよう)させてしまいます...
芥川龍之介 「疑惑」
...先生だって綾子と変な真似したら用捨はしねえ...
犬田卯 「橋の上」
...夕陽は用捨なく西に沈めり...
大町桂月 「常磐の山水」
...南風西風は用捨(ようしゃ)もなくウナリをうってぶつかる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...秋の日は用捨なく傾(かたむ)いた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...御用捨」と言って役人と手先とは...
中里介山 「大菩薩峠」
...いい女と見たら誰彼の用捨無しという親玉だあ」この連中...
中里介山 「大菩薩峠」
...午頭馬頭(ごずめず)の苛責の鉄棒が用捨(ようしゃ)なく見舞う...
羽志主水 「監獄部屋」
...こんな哀れな犧牲者へ對してさへ情用捨はなかつた...
長谷川時雨 「「郭子儀」異變」
...とはいえ用捨(ようしゃ)なく生活(ここう)の代(しろ)は詰るばかりである...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...聊(いささか)用捨なく譴責仕り度(た)き一統の赤心(せきしん)に御座候」(朝廷への「浪士組」建白書)...
服部之総 「新撰組」
...然れども透谷は友人たるが為めに異論者を用捨するが如き漢子(をとこ)にはあらざりき...
山路愛山 「透谷全集を読む」
...仕儀に依っては用捨ならぬ」「云うなッ...
吉川英治 「剣難女難」
...汝等こそ用捨はいたさぬッ」「何をッ」と血気な伝吉は...
吉川英治 「剣難女難」
...渡さぬとあれば用捨はならぬぞ」と大刀を閂(かんぬき)に構えて...
吉川英治 「剣難女難」
...お前さまとて用捨はしませぬ...
吉川英治 「剣難女難」
...どいつ此奴の用捨はねえ」国俊の一刀...
吉川英治 「剣難女難」
...失礼のだんは幾重にもひとつ御用捨のほどを」おかしいくらい恐縮する...
吉川英治 「宮本武蔵」
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