...おれ自身が何よりも可愛いから歌を作る...
石川啄木 「一利己主義者と友人との対話」
...山桃の花の樣に可愛い兒であつた...
石川啄木 「散文詩」
...可愛いお妙さんを守護する覚悟よ...
泉鏡花 「婦系図」
...なんでいまだに斯う心で可愛いのかちよツと分らなかつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...本當に可愛いゝのね」とお若とお徳が言ふ...
高濱虚子 「俳諧師」
...「可愛い虫ぢやないか...
田中貢太郎 「蛾」
...娘の子は可愛いな...
種田山頭火 「其中日記」
...そういう風なお前が可愛いいんだ...
豊島与志雄 「裸木」
...私の可愛いい子供...
豊島与志雄 「理想の女」
...一人娘のお糸が可愛いゝばかりだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何て可愛い……ほんまにえゝお子さんどすなア...
林芙美子 「風媒」
...やはり昔の乾分は可愛いんでございます...
久生十蘭 「魔都」
...可愛いポール...
北條民雄 「可愛いポール」
...「人間女房が可愛いやうぢや駄目だ...
眞山青果 「茗荷畠」
...悪党同志と言うものは、これ、可愛いもんでね...
三好十郎 「冒した者」
...あげな可愛い若殿をばシッカリと抱いて寝てみたいと思うわいな...
夢野久作 「名君忠之」
...子のように可愛いだろうな...
吉川英治 「三国志」
...『――その可愛いものを持つ大名であるにつけても...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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