...心から可愛いぞ...
有島武郎 「カインの末裔」
...金雀児(えにしだ)の生垣に挟まれた表現派風の可愛いポーチには...
大阪圭吉 「花束の虫」
...その頃淺草に木下茂という可愛い少年畫家がゐた...
竹久夢二 「砂がき」
...あんまり「可愛い児」だというからつい見る気になると...
谷譲次 「踊る地平線」
...芸よりお辞儀をしに来る芸人が可愛いのだ...
談洲楼燕枝(二代) 「燕枝芸談」
...鼻を長くしてにこにこした象も、壺口の兎も、鹿も、羊も、みんな可愛い...
中勘助 「銀の匙」
...海辺にいる可愛い少年達...
中井正一 「野に山にかかる虹の橋」
...おじさんは背が低くって可愛いところがあるけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...それほど可愛いものなら...
中里介山 「大菩薩峠」
...そんなわけじゃねえ、わけがありそうだと思っただけの話さ」「娘のお君は十八、少し淋しいけれど、可愛い娘ですよ、でも、気の変になった母親の介抱(かいほう)をして、降(ふ)るほどの縁談にも首を縦に振らないのが、あっしに逢いたいというから面白いでしょう」八五郎はまた長(な)んがい顎(あご)を撫(な)で廻すのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金髪のふさふさした可愛い少年だ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...あんなに深い愛情に満ちていた彼女の可愛い...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...彼女のお父さんは、可愛い娘に、自分がどんなに大馬鹿だったかをわざわざ話す必要もないと思ったので、今ではどんなに賢くなったかを見せるだけにしておきました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...相手にしないものゝやうに笑つて「ほんとうに延ちやんは可愛いゝね...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...わが身ほど可愛いものはねえのだ!甲 そらそうじゃ! 全く...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...あなた学生さん? 可愛いわね!」てな声を聞きたいために...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...お前達誰一人憎い可愛いといふ者はない...
吉川英治 「折々の記」
...或る時に可愛いいやうに、妻と子が、可愛いいといい...
若山牧水 「樹木とその葉」
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