...三毛も可愛いしね...
芥川龍之介 「お富の貞操」
...憎いとか可愛いとかいう人間の情をかけるのは...
石川欣一 「可愛い山」
...亀井さんの悠乃(ゆの)ちゃん(五歳の可愛いお嬢さん)に差し上げようと思って...
太宰治 「十二月八日」
...可愛いから養っているんじゃないんだよ...
太宰治 「畜犬談」
...呪(のろ)われた宿命を背負っている女の子ほど可愛いものは無いのだ...
太宰治 「ろまん燈籠」
...私には可愛い女だった...
田中英光 「野狐」
...小さい可愛い蜘蛛だ...
種田山頭火 「行乞記」
...玩弄屋(おもちやや)の隣に可愛い娘の居る砂糖屋...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...私の可愛いい子供...
豊島与志雄 「理想の女」
...ああして日本中を引掻き廻すつもりでいるところが可愛い...
中里介山 「大菩薩峠」
...連れ添ってみれば御亭主も可愛いとなったら...
林芙美子 「泣虫小僧」
...可愛い姫君を嫁に取つた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...木村君は可愛い三毛猫を見ながら...
槇本楠郎 「仔猫の裁判」
...可愛い子には旅させろ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...可愛いよ」さぶが酒を啜ってから...
山本周五郎 「さぶ」
...可愛いゝシルストルのためにも心を籠めて祈つた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...それは他人の子よりは可愛いものにちがいないんですが...
吉川英治 「随筆 新平家」
...あの通り可愛いらしい娘ですしさ...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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