...私は断じてこれを不可とする...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...杉田議長採決を宣したるに出席總數三百四十五票中決議案を可とする者 百六十八票否とする者 百七十七票にて戰は僅々九票の差にて政府黨の勝利に歸し申候...
石川啄木 「雲間寸觀」
...いずれを不可とすることは出来ない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...斷代史を不可とする議論である...
内藤湖南 「支那目録學」
...投票者の多數が裁判官の罷免を可とするときは...
日本国 「新憲法の解説」
...投票者の多數が裁判官の罷免を可とするときは...
日本国 「日本國憲法」
...断行を可とする者六十一で...
穂積陳重 「法窓夜話」
...さらば又怎(いか)なればか我はこれを不可とすることを得べき...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...普通選挙を可とする章句を鈔出(しょうしゅつ)し...
森鴎外 「渋江抽斎」
...國民の多數が罷免を可とするときは...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...「曹操征伐の出軍、今を可とするか、今は非とするか」について、議論は白熱し、謀士、軍師、諸大将、或いは一族、側近の者など、是非二派にわかれて、舌戦果てしもなかった...
吉川英治 「三国志」
...何の不可とする理由があろう...
吉川英治 「三国志」
...われに四路進攻の大計あり、よろしく呉貴国も大軍をもって、江を溯り、同時に蜀へなだれこめ)という軍事提携の申し入れにたいして、可とする者、非とするもの、両論にわかれて、閣議は容易に一決を見なかった...
吉川英治 「三国志」
...多数が可とする以上はやはり順応せねば却って後に悪かろう)などと座中の空気とにらみ合わせては...
吉川英治 「新書太閤記」
...諸友を不可とするに非ず...
吉田松陰 「吉田松陰より某へ」
...それを不可とする正義派の家臣のうちには誅戮をうける者もあった...
和辻哲郎 「鎖国」
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