...叮嚀を守って、無事に帰ってね...
...彼女はいつも私に叮嚀をしてくれる...
...先生から叮嚀されて、もっと勉強しなければならない...
...友達に叮嚀されて、もっと安全に運転するようになった...
...叮嚀を無視して失敗する人もいる...
...叮嚀に日本風の会釈(ゑしやく)をした...
芥川龍之介 「舞踏会」
...おとよ」「ハア」おとよは平生(へいぜい)でも両親に叮嚀(ていねい)な人だ...
伊藤左千夫 「春の潮」
...「いや有難い仕儀で……」と謙蔵氏は叮嚀に頭を下げた...
薄田泣菫 「茶話」
...ばか叮嚀(ていねい)なお辞儀をして...
太宰治 「斜陽」
...それはあんまり御叮嚀すぎますな...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...彼女の姿を見て叮嚀にお辞儀をした...
徳田秋聲 「或売笑婦の話」
...「こんちは」といふ低い叮嚀な聲である...
長塚節 「教師」
...玄関に誠太郎のらしい履(くつ)が叮嚀(ていねい)に并(なら)べてあった...
夏目漱石 「それから」
...馬鹿叮嚀に、念を入れる清七が、半紙に墨で押した鍵穴の型をもとにして、一つの鍵をこしらえあげたのは、頼んでから、一週間目も後であった...
火野葦平 「花と龍」
...玉井組の若親分でしょう?」いやに叮嚀な...
火野葦平 「花と龍」
...叮嚀にそして莊嚴に死んでゆく者もあつた...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から」
...案内を何処で乞うたら可いかといふことを叮嚀に尋ねた...
三木露風 「トラピスト天使園の童貞」
...一々叮嚀に訂正して來るのもある...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...御叮嚀にも劍橋大學の寫眞を掲げた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...極めて親切叮嚀に同情深く描き出す...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...それにしてもこんな小さい魂にこれほど叮嚀(ていねい)な用意深い...
室生犀星 「童話」
...かなりの額(たか)の円札や銀銅貨を叮嚀に数えて胴巻に入れた...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...叮嚀にお辞儀をして...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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