...叮嚀を守って、無事に帰ってね...
...彼女はいつも私に叮嚀をしてくれる...
...先生から叮嚀されて、もっと勉強しなければならない...
...友達に叮嚀されて、もっと安全に運転するようになった...
...叮嚀を無視して失敗する人もいる...
...叮嚀(ていねい)にその会釈を返しながら...
芥川龍之介 「開化の良人」
...そして叮嚀に小包の括(くゝ)り紐(ひも)を切つて...
薄田泣菫 「茶話」
...医者は例(いつも)のやうに叮嚀に診察をしたが...
薄田泣菫 「茶話」
...棺のなかには白絹(しらきぬ)で叮嚀に巻かれた屍体が横(よこた)はつてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...」鉄眼は頭が地面につくまで叮嚀にお辞儀をした...
薄田泣菫 「茶話」
...助手の日本人が叮嚀に見てくれた...
徳田秋聲 「芭蕉と歯朶」
...叮嚀(ていねい)で...
夏目漱石 「虞美人草」
...非常に叮嚀に説(と)いた...
夏目漱石 「それから」
...君は御者に対して叮嚀過ぎるよと忠告してやったら...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...叮嚀(ていねい)に主人の命を伝えた...
夏目漱石 「門」
...叮嚀(ていねい)に主人(しゆじん)の命(めい)を傳(つた)へた...
夏目漱石 「門」
...彼は叮嚀に顔を磨き...
火野葦平 「糞尿譚」
...叮嚀(ていねい)にその顔貌風姿(かおかたち)を研窮(けんきゅう)する...
二葉亭四迷 「浮雲」
...さてかの者自身縛られて王前に詣(いた)り叮嚀に豹首を布に包み携う...
南方熊楠 「十二支考」
...お腹の方は叮嚀に縫直したのだと...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...その土や苔のしめり工合に得も言われぬ行届いた叮嚀さがこめられて...
室生犀星 「庭をつくる人」
...「……ヤッ……済みませんが……大急ぎで水夫長を呼んで来てくれませんか」言葉付は叮嚀(ていねい)であったが...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...皮帶につけてゐた漁師用の大きなナイフで叮嚀に刺を拂つて...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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