...叮嚀を守って、無事に帰ってね...
...彼女はいつも私に叮嚀をしてくれる...
...先生から叮嚀されて、もっと勉強しなければならない...
...友達に叮嚀されて、もっと安全に運転するようになった...
...叮嚀を無視して失敗する人もいる...
...叮嚀に娘へ会釈(えしやく)をしました...
芥川龍之介 「三つの指環」
...しかもその上に色眼鏡まで掛けているという御叮嚀さで...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「耳香水」
...」天海はお伽噺(とぎばなし)の蟹のやうに叮嚀に柿の核(たね)を懐中(ふところ)にしまひ込んだ...
薄田泣菫 「茶話」
...妻には叮嚀な言葉づかひになる習慣だ...
武田麟太郎 「現代詩」
...お傍の私たちにまでいちいち叮嚀にお辞儀をお返しなさるのでした...
太宰治 「右大臣実朝」
...先生の目上(めうえ)の者か何かみたいに馬鹿叮嚀な扱いをなさるのでした...
太宰治 「千代女」
...「タイメイ」さんはいやに叮嚀(ていねい)に言って引き返してきた...
田畑修一郎 「石ころ路」
...彼は跳び退いてヴァランタンに叮嚀(ていねい)にお辞儀をした...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...印紙が叮嚀に貼付けてあった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「見えざる人」
...助手の日本人が叮嚀に見てくれた...
徳田秋聲 「芭蕉と歯朶」
...叮嚀(ていねい)に云えば云うで怒るし...
夏目漱石 「虞美人草」
...急に叮嚀な御辞義をして立つのを例にしてゐた...
夏目漱石 「それから」
...懐中から名刺を出して叮嚀(ていねい)に挨拶をされた...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...お大事に」君香は、傘と帽子と手袋とを取ると、新之助の方にも、叮嚀に挨拶して、部屋を出て行った...
火野葦平 「花と龍」
...と叮嚀(ていねい)に頭を下げた...
火野葦平 「糞尿譚」
...坑夫はみんなおりますかしら」と叮嚀に訊ねた...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...皮帶につけてゐた漁師用の大きなナイフで叮嚀に刺を拂つて...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...叮嚀(ていねい)に頭(かしら)を下げて...
吉川英治 「源頼朝」
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