例文・使い方一覧でみる「召し」の意味

...ここに召し入れて語らひたまひき... ここに召し入れて語らひたまひきの読み方
稗田の阿礼、太の安万侶「古事記」

...もうお召しになるものがないぢやありませんか... もうお召しになるものがないぢやありませんかの読み方
薄田泣菫「茶話」

...彼は夜分は召し使いを傍屋（はなれ）へ下げて... 彼は夜分は召し使いを傍屋へ下げての読み方
ドストエーフスキイ中山省三郎訳「カラマゾフの兄弟」

...お土産（みやげ）をお召し下さいまし」スルスルと入って来たのは女の声です... お土産をお召し下さいまし」スルスルと入って来たのは女の声ですの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...そのはなばなしい一代の盛儀に特に隠遁の法然を召し出して先達とせられたこと...
中里介山「法然行伝」

...何時（いつ）まで経っても大久保家から召し還しの使者が来ないばかりでなく... 何時まで経っても大久保家から召し還しの使者が来ないばかりでなくの読み方
野村胡堂「大江戸黄金狂」

...「お薬湯を召し上がりませ」わだかまりもなく言って... 「お薬湯を召し上がりませ」わだかまりもなく言っての読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...親子を助けると思召して... 親子を助けると思召しての読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...その鯉を見たさに媛密かに来たところを留め召したもう... その鯉を見たさに媛密かに来たところを留め召したもうの読み方
南方熊楠「十二支考」

...白い大袿（おおうちぎ）に帝のお召し料のお服が一襲（ひとかさね）で... 白い大袿に帝のお召し料のお服が一襲での読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...例の内記たちをお召しになり... 例の内記たちをお召しになりの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...疾（と）く聞こし召していらっしゃる... 疾く聞こし召していらっしゃるの読み方
吉川英治「私本太平記」

...覚一母子（おやこ）を俄にお召しあったのだろうか」「過ぐる頃... 覚一母子を俄にお召しあったのだろうか」「過ぐる頃の読み方
吉川英治「私本太平記」

...お召しだぞ」厩（うまや）の前に... お召しだぞ」厩の前にの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...ぜひこれへお召し寄せを」「――おいッ... ぜひこれへお召し寄せを」「――おいッの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...召し上げようとなされていられる... 召し上げようとなされていられるの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...「お召しじゃ」という... 「お召しじゃ」というの読み方
吉川英治「親鸞」

...また一八郎はすみやかに召し捕りました... また一八郎はすみやかに召し捕りましたの読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

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