...只今、お時間いただけますか?(May I have a moment of your time?)...
...只今、会議中です...
...只今、出かけております...
...只今、準備中ですので少々お待ちください...
...只今からご報告いたします...
...「――只今、駆逐機六機ヲシテ、怪飛行機ヲ追跡セシメタリ」という電文であった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...只今わたしが安全装置を入れてから開けます」バラは観念したものと見え...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...只今(ただいま)と奥へ挨拶をすると主人は「大分(だいぶ)今夜は遅かったね」と云うから...
岡崎雪聲 「死神」
...『ええ只今(ただいま)...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...只今御謁見を給はりたき旨願ひ候が...
高山樗牛 「瀧口入道」
...けだしこのNOWは「只今(ナウ)!」の意であろう...
谷譲次 「踊る地平線」
...自分で「御主人は只今瑞西へ御旅行中です」というのは如何にもダダの詩人がいいそうなことだ...
辻潤 「惰眠洞妄語」
...……御蔭様にて只今は満足して感謝して働いて居ります...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...只今の試練に御堪えにならなければなりません...
豊島与志雄 「道化役」
...それでいてこのまま只今のように空しく待たされて居りますると...
堀辰雄 「ほととぎす」
...只今は従来の地と全く異なる地に立ちあり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...只今のところ、寿江子は五日か六日に熱川へ又行って暮し、五月ごろ私が御一周忌で島田へ行く間、出て来て留守番をし、又あっちへかえって九月に出て来て、それからすっかりこちらに落付くつもりの由です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...只今山車が出ましたと報ずる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...只今は何もございません...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...他国に旅行くと万一の事が多いものですから……それにあなたはもう只今では...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...只今帝国ホテルにおかけになった貴方のお電話の意味も一つ残らず記憶(おぼ)えているのでございますよ...
夢野久作 「暗黒公使」
...只今まで私が申述べました事が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...そうか」と、ふたりはまた、大都督陸遜(りくそん)の陣まで馬を飛ばして、「只今、かくかくの報らせがあった」と、告げた...
吉川英治 「三国志」
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