...只事(ただごと)ならぬ叫び声が聞える...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...これは只事(ただごと)でないからもう一度向うを見る気にもなれない...
魯迅 井上紅梅訳 「白光」
...只事(ただごと)でないという印象をあたえた...
梅崎春生 「風宴」
...しかし伯父の身にはどうやら只事でなさそうです...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...あんなに騒がしいのは只事(ただごと)ではないから」「そんなら誰か伝馬(てんま)を押せやい...
中里介山 「大菩薩峠」
...只事じゃございません」彼等はもう...
中里介山 「大菩薩峠」
...夜中に馬で飛ばす騒ぎは只事ではござるめえ」おやじは...
中里介山 「大菩薩峠」
...全く只事ではないと思わせられました...
中里介山 「大菩薩峠」
...いよいよ只事とは思われないのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...これは只事じゃあ済まねえなあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...只事(ただごと)ではない...
夏目漱石 「薤露行」
...只事実に相違ないと思い定めた戦いが...
夏目漱石 「幻影の盾」
...どうせこれだけ集まれば只事(ただごと)ではすまない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...よもや只事では無いとその頃に聞きしが...
樋口一葉 「十三夜」
...どうも只事じゃないぞ……ってさ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...何だか燈火(ライト)の様子が只事じゃないらしいんだ...
牧逸馬 「運命のSOS」
...只事ではないな...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...身をへりくだって頼むというのは只事とも思われません...
吉川英治 「江戸三国志」
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