「只事」の意味
普通のこと
小説での「只事」の使い方
...これは只事ではないといふのである...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...突然高等学校の試験準備を只事(たゞごと)ではないやうな熱心さで始めて京都の三高に入つてしまつた...
犬養健 「朧夜」
...開いたり窄(すぼ)んだりして只事でないことがよく解る...
魯迅 井上紅梅訳 「明日」
...只事(ただごと)でないという印象をあたえた...
梅崎春生 「風宴」
...これは只事ではない...
海野十三 「地球要塞」
...何(なん)だかこれがまた彼(かれ)には只事(ただごと)でなく怪(あや)しく思(おも)われて...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...しかし伯父の身にはどうやら只事でなさそうです...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...お気の毒だがね……」「エ!」「今日の暴風(しけ)は只事じゃあございませんぜ...
中里介山 「大菩薩峠」
...「只事じゃねえ、府中の町をひっくるめて、一軒別に家さがしが始まってるんだぜ」「へえ、一軒別に家さがし……なんです、泥棒ですか、駆落(かけおち)ですか」「さあ……」がんりきは尋ねられて、はじめて当惑しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...月光紅(くれない)に変ずるのも只事ではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...飲み過ぎて身体の自由の利かないことは、この先生としてはあえて異例ではないのですが、今晩のは、只事ではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...只事実に相違ないと思い定めた戦いが...
夏目漱石 「幻影の盾」
...(これは只事でない)と思う予感に...
野村胡堂 「死の舞踏」
...只事ではないにきまつてゐる...
林芙美子 「崩浪亭主人」
...よもや只事では無いとその頃に聞きしが...
樋口一葉 「十三夜」
...よもや只事(たゞごと)では無(な)いと其頃(そのころ)に聞(き)きしが...
樋口一葉 「十三夜」
...よもや只事では無いと其頃に聞きしが...
樋口一葉 「十三夜」
...身をへりくだって頼むというのは只事とも思われません...
吉川英治 「江戸三国志」
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