...日本には多くの「古蹟」があります...
...この町には「古蹟」がたくさん残っています...
...「古蹟」を訪ねるツアーに参加しました...
...「古蹟」がある街は歴史を感じられていいですね...
...この「古蹟」は国の重要文化財に指定されています...
...親切さうに道中の名所古蹟なんぞを教へてくれる...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...名所古蹟(こせき)がある訳じゃなし...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...そこの住職のCが古蹟保存でかれの家にも寄附を頼みにやつて来たことを思ひ起した...
田山録弥 「船路」
...それも私が率先して熟知の名所古蹟等へ伴う事にした...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...これに加うるに日々(にちにち)昔ながらの名所古蹟を破却(はきゃく)して行く時勢の変遷は市中の散歩に無常悲哀の寂しい詩趣を帯びさせる...
永井荷風 「日和下駄」
...また仏国各州の都市古蹟を歩廻(あるきまわ)った印象記とを合せてEn(アン)Flanant(フラアナン)と題するものを公(おおやけ)にした...
永井荷風 「日和下駄」
...名所古蹟は何処(いずく)に限らず行って見れば大抵こんなものかと思うようなつまらぬものである...
永井荷風 「日和下駄」
...退屈凌(しの)ぎに名所古蹟だけは見通したが...
中里介山 「大菩薩峠」
...もよりもよりの名所古蹟に相当足をとどめて...
中里介山 「大菩薩峠」
...寺田先生と東京中の美味い料理を喰べさす家を廻られたその古蹟の一つなのである...
中谷宇吉郎 「寒月の「首縊りの力学」その他」
...老人はこの模糊(もこ)たる唐画(とうが)の古蹟に対(むか)って...
夏目漱石 「永日小品」
...翌日は雪の下に古蹟を探る...
正岡子規 「鎌倉一見の記」
...四国九州の名所古蹟を幾つか見て廻ったが...
正宗白鳥 「軽井沢にて」
...しかるに、今むやみに合祀を励行し、その跡を大急ぎに滅尽し、古蹟、古文書、什宝、ややもすれば精査を経ずに散佚亡失するようでは、わが邦が古いというばかりで古い証拠なくなるなり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...一層増補したる者を爰に入る)建築土工等を固めるため人柱を立てる事は今も或る蕃族に行なはれ其傳説や古蹟は文明諸國に少なからぬ...
南方熊楠 「人柱の話」
...古蹟の感興を割引してしまったのである...
柳田国男 「雪国の春」
...彼はその近くに名高い「八橋(やつはし)の古蹟」という名所があるのを思いだした...
山本周五郎 「日本婦道記」
...城塞や寺廟の古蹟なども多いらしい...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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