...古蚊帳の中に横になつた...
芥川龍之介 「槍ヶ嶽紀行」
...古蚊帳に四方を遮られた...
芥川龍之介 「槍ヶ嶽紀行」
...古蚊帳の天井を眺めてゐた...
芥川龍之介 「槍ヶ嶽紀行」
...色褪せた萠黄(もえぎ)の古蚊帳(ふるかや)が吊ってある...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...先ず博士が古蚊帳の裾に手をかけると...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...古蚊帳をまくると...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...古蚊帳(ふるがや)の月おもしろく寝まりけり大正十五年六月今一つ奥なる滝に九十九折(つづらおり)大正十五年七月十二日 発行所例会...
高浜虚子 「五百句」
...おみつは古蚊帳の切端で作って貰った手網で...
豊島与志雄 「土地」
...半(なかば)おろした古蚊帳の裾(すそ)に坐って...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...ましてこゝは藪蚊のおほきところなれば只いつまでも吊らせてありけるが幾夜さを蚊帳に別れてながき夜のほのかに愁し雨のふる夜は古蚊帳のひさしく吊りし綻びもなか/\いまは懷しみこそ三吸入室の窓のもとに...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...古蚊帳も青く染ったかわりに...
長谷川時雨 「大橋須磨子」
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