...考古癖の夜光命が妙雲寺を間却せるは...
大町桂月 「鹽原新七不思議」
...おまけに持つて生れた好古癖にまかせて...
薄田泣菫 「独楽園」
...ある時好古癖(こうこへき)の甥が来て寿永じゃありません宝永ですと云うた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ある時好古癖(こうこへき)の甥が来て寿永じゃありません宝永ですと云うた...
徳冨蘆花 「地蔵尊」
...気早(きばや)の人紊(みだり)にわれらを以て好古癖に捉はるるものとなす莫(なか)れ...
永井荷風 「一夕」
...お銀様の考古癖が全くわからないのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...好古癖のあるお銀様でも来て見れば案外の掘出物を見つけるかも知れないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...不破の関守氏の懐古癖が充分に昂上を見たと覚えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...近来煎茶家ノ好古癖有ル者...
※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]上漁史 「好古小言」
...私は復古癖の人のように...
西田幾多郎 「国語の自在性」
...クライスラーを採(と)るのは一種の懐古癖(かいこへき)だと思う人は...
野村胡堂 「楽聖物語」
...私の家に私同樣の考古癖者が居ないのに安心したことである...
濱田耕作 「石鏃の思出話」
...懐古癖緑波、古いこと幼い頃のことを書いてると実に味がある、と自ら思った...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...例の懐古癖のあらはれとなるのではなからうか...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それは徒らに感傷的な懐古癖からではゆめ/\ない...
正岡容 「寄席風流」
...予が近年の考古癖を刺激する物が多く...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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