...自分の領土を保持しているところの老獪極まる古狸でございます...
石原莞爾 「最終戦争論」
...其の眞似をする古狸を...
泉鏡花 「遺稿」
...その真似をする古狸を...
泉鏡花 「遺稿」
...流石(さすが)実業界では古狸(ふるだぬき)とまで云われている策士の伯父も...
江戸川乱歩 「黒手組」
...徳川家康(とくがわいえやす)という古狸(ふるだぬき)位...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...教室のうしろの方の古狸連中は...
太宰治 「惜別」
...和尚をはじめ参詣人を恐れさした古狸や...
田中貢太郎 「魔王物語」
...今日ハドチラヘオ供シタライヽノカ、伺オウト思ッテ来タラ、『卯木サンノ奥様ハ先程オ一人デ伊丹ヘオ立チニナリマシタ』ッテ、突然フロントデ云ワレタンデス」「馬鹿ヲ云エ、オ前ハ前カラ知ッテタンダロウ」「飛ンデモナイ、アタシガ何ヲ知ルモンデスカ」「何云ッテヤガル、狸奴、馴レ合イニ決ッテルンダ」「イヽエ違イマス、今コノホテルデ聞イタンデス、『実ハ先程、アタシハ父ニ内證デ一ト足先ニ日航デ帰ル、アタシガ伊丹ヘ着ク時分マデハ決シテ誰ニモシャベッチャイケナイッテ仰ッシャラレマシタンデ、申シ上ゲズニオリマシタ』ッテ、フロントデ云ワレテ、ビックリシタンデス」「嘘ヲツキヤガレ、古狸、キット貴様ガ颯子ヲ怒ラシテ立タセルヨウニ仕向ケタンダ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...コノ古狸ニ突如素ッ破抜カレタヽメカ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...市長の古狸(ふるだぬき)め...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...私は古狸(ふるだぬき)だ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ばかな古狸(ふるだぬき)めが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...やっぱり両国の女軽業の古狸なんですか」「大地を打つ槌(つち)は外(はず)るるとも...
中里介山 「大菩薩峠」
...梶井君のことを「古狸」と書いてるが...
萩原朔太郎 「本質的な文學者」
...ケチな古狸だ」と呟いた...
久生十蘭 「魔都」
...「ぢやあ、お前なんだね、古狸め、」と、織匠(はたや)の女房に詰め寄りながら、梵妻が喚いた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...この古狸め?」妖女(ウェーヂマ)は自分の置いた牌(ふだ)を取りあげた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...古狸のお艶のスゴ腕に丸め込まれた野西は...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
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