...如何にも古怪な顔つきをしてゐた...
芥川龍之介 「寒山拾得」
...古怪な寒山拾得(かんざんじつとく)の顔に...
芥川龍之介 「支那の画」
...現に古怪なる寒山拾得は薄暮の山巒(さんらん)をさまよつてゐる...
芥川龍之介 「僻見」
...況(いわん)や何ぞかの古怪なる面貌あらん...
芥川龍之介 「るしへる」
...日本の芸術手芸品に見出される古怪な点...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...長い嘴(くちばし)の上の方の黄ろい古怪な形をした水禽は...
田中貢太郎 「春心」
...眼を落すと嫩葉をつけた梅の幹がいちめんに古怪(こかい)な姿を見せていた...
田中貢太郎 「春心」
...一見すれば極めて古怪なる妖魅(ようみ)の集(つど)い――彼等は...
中里介山 「大菩薩峠」
...その古怪にさえ見える姿をさらして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...古怪(こくわい)な曲線でのしかゝります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しかも古怪な感じのする作品は...
堀辰雄 「「貝の穴に河童がゐる」」
...尾道の古怪庵加藤氏は云う...
森鴎外 「細木香以」
...もつと古怪な氣味があつて石みたいだ...
吉川英治 「折々の記」
...文壇にはまことに古怪が多い...
吉川英治 「折々の記」
...古怪(こかい)を感じながら...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索