...どうかすると森(しん)と静まることのある古い建物のなかに...
徳田秋声 「黴」
...キリスト教的の古い素地が他の後来物の下に全然埋もれてしまってはいない人々...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...スウィスにおいては食に代えるために古い馬を売り払った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ズボンは成るべく膝や尻の摺(す)り切れたくらいな古いものに穿替(はきかえ)る事...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...幾個(いくつ)となく並べられた古い経机(きょうづくえ)を見ると共に...
永井荷風 「霊廟」
...小僧の友吉が塞いだのは、簡單な古い板で、それはすぐ外されましたが、羽目の穴はそのまゝで、その穴の中、棒か何にかで、外から壁土を突き落したのも、その儘になつて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...新青年の古いのを出して読んだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...古い偶像でいっぱいになっている神龕(ずし)には...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...ある古い狭い通りをまだ覚えていますよ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...「八時十分です」リザ・セミョンノヴナは裸足のまま寝台の前の小さい古い絨毯布の上に立っていた...
「赤い貨車」
...只古い分限帳に直井氏の二家がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...決して古い歴史を持ちません...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...一つ古いもののように思っている...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...古い義理のある客に誘われても...
山本周五郎 「新潮記」
...古い巨大な建物の全面にただよい...
吉川英治 「大岡越前」
...もう何百ペンも製紙會社の再製機を通つた紙と活字の古い話だ...
吉川英治 「折々の記」
...楊志も古い以前の身素姓(みすじょう)までいわれては...
吉川英治 「新・水滸伝」
...この耄及愚翁(もうぎゅうぐおう)本は奥書きに安貞(あんてい)二(一二二八)年の年号があるものであって、足利尊氏(あしかがたかうじ)に擁立せられた後光厳院よりは少なくとも二、三十年は古い...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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