...君は戀人を口説く前に酒を飮む男を卑怯だと許り貶して了ふ氣なのか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...イヤな奴が惚れて居て口説くんだネ...
泉鏡花 「いろ扱ひ」
...口説くかも知れませんよ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...なおもかき口説く...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...」と口説くような調子で続けた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...火事場泥棒の如きかかる輩(やから)は芸者を口説くにも容貌や芸なぞは二の次にして金まはりのよささうな女にねらひをつけ...
永井荷風 「桑中喜語」
...女を口説くのに開けっ放しと言う法は無い」「本当に口説く積(つも)りかえ...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...新造を口説くことは親の遺言(ゆゐごん)で止められて居ますよ」「だらしがねえなア...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...忿怒の涙に濡らして際限もなく掻き口説くのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一体だれでしょう」お雪は八五郎の袖にすがりついてこうかき口説くのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...力つくで娘を口説くなんて根性じゃ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...太てえ了簡ぢやありませんか」「掻き口説くのか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...花はこんなふうに赤剥けの頬に自分の頬を擦りつけながらなおもつくづく掻き口説くのである...
久生十蘭 「魔都」
...「こいつを口説くには銭が要るんだつてよ...
牧野信一 「肉桂樹」
...掻口説く声が、もっと蠱惑(こわく)的に暖く抑揚に富み――着物を脱いでからの形は、あれほかの思案のつかないものだろうか...
宮本百合子 「印象」
...才智や弁説で口説くより...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...片眼の男が女を口説く毛物のような爛爛として無気味な表情を...
横光利一 「旅愁」
...どこへ行ったか分らないのですね」「あんな不孝者はございません」口説くようにお常はおりんへ話しだします...
吉川英治 「江戸三国志」
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