...彼は口籠で、話し上手ではない...
...口籠を治すために、スピーチの講習に参加することにした...
...あの人は口籠だから、意見を聞き出すのは難しい...
...友人に口籠であることを打ち明け、アドバイスを求めた...
...口籠を治すためには、積極的に話す練習をする必要がある...
...「死なんと決心せし次第は」と問われて口籠(ごも)り...
饗庭篁村 「良夜」
...てめえ知っているか」と阿Qは口籠(くちごも)った...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...それは」女史は口籠(くちごも)りながら「やはり申上げられませんわ」と答えた...
海野十三 「階段」
...「それは……」と女客は明らかに口籠(くちごも)ったがしかしおっかぶせるように「それはあたくしの方も...
海野十三 「断層顔」
...雪子は口籠(くちごも)りながら...
谷崎潤一郎 「細雪」
...父は云い訳でもするように口籠っていた...
豊島与志雄 「黒点」
...」と彼は口籠った...
豊島与志雄 「反抗」
...そう云い出したまま後は口籠ったのを...
豊島与志雄 「変な男」
...お嫁さん……ということを言い出して口籠(くちごも)ったのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...今の場合の世間態が――」と口籠(くちごも)ると法然が...
中里介山 「法然行伝」
...人に顔を見られる事を臆したやうな風で口籠る如く丁寧な言葉をつかふ此男の様を見ると...
長與善郎 「青銅の基督」
...口籠ってよく分らなかった...
西田幾多郎 「或教授の退職の辞」
...これから少し……」と私は口籠(くちごも)るように言った...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...姉は「まあ!」と口籠るように吃驚(びっくり)して...
室生犀星 「幼年時代」
...これは小花と揃(そろい)とは言ひ兼ねてか口籠(くちごも)る愛らしさ...
森鴎外 「そめちがへ」
...左次郎は急に口籠(くちごも)って...
吉川英治 「醤油仏」
...何事が起ったのか」「は……」口籠って――「お奉行までご相談に参りましたので...
吉川英治 「親鸞」
...「……あの」口籠(くちごも)りながら...
吉川英治 「春の雁」
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