...彼は口籠で、話し上手ではない...
...口籠を治すために、スピーチの講習に参加することにした...
...あの人は口籠だから、意見を聞き出すのは難しい...
...友人に口籠であることを打ち明け、アドバイスを求めた...
...口籠を治すためには、積極的に話す練習をする必要がある...
...唯この狭い密房の中より発するわが不束な口籠(くちごもり)ならば...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「法王の祈祷」
...双生児(ふたご)は何故か妙に眼をきょとつかせたり臆病そうに口籠ったりした...
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...泣きながら眼頭を袂(たもと)で抑えながら婦人がまた何か口籠りつつ掻き口説いているのがポソポソと洩れてきた...
橘外男 「逗子物語」
...口籠るように答えて...
谷崎潤一郎 「恐怖」
...雪子は口籠(くちごも)りながら...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ウェルキンからは何んにも」と女はちょっと口籠っていった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「見えざる人」
...父は云い訳でもするように口籠っていた...
豊島与志雄 「黒点」
...口籠り加減に言う...
豊島与志雄 「ヘヤーピン一本」
...人を迎えに来て……」米友が少々口籠(くちごも)るのを見て...
中里介山 「大菩薩峠」
...大きな声で呼んでごらんなさい」「でも……」小さな尼は口籠(くちごも)って...
中里介山 「大菩薩峠」
...」裕佐は畏(おそ)れるやうにモヂ/\と口籠つた...
長與善郎 「青銅の基督」
...そうしたらお前どうする」「どうするって……」奥さんはそこで口籠(くちごも)った...
夏目漱石 「こころ」
...彼はちょっと口籠(くちごも)った後(あと)...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...「別に何処って……」と明は自問自答するように口籠(くちごも)っていた...
堀辰雄 「菜穂子」
...口籠(くちごも)るのを...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...姉は「まあ!」と口籠るように吃驚(びっくり)して...
室生犀星 「幼年時代」
...「これが……胃袋を突き通した器械で……」と云いかけて口籠もった...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...しかし……しかし」となおも二三度口籠もって躊躇致しましたが...
夢野久作 「暗黒公使」
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