...「――ねえエ」と細君は口添えを促すように再び言ったが...
高見順 「如何なる星の下に」
...中姉ちゃんが来て口添えをしてくれると助かるのだけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...彼女も庸三の口添えで...
徳田秋声 「仮装人物」
...自分が口添えして縛らせたような気がして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...」と母も口添えしたが...
牧野信一 「昔の歌留多」
...いつも宅へ来ていた若い和尚さんの口添えで...
柳田国男 「故郷七十年」
...妻のそなたからも口添えして下され」呉夫人も悲しみに沈んでいたところである...
吉川英治 「三国志」
...そばから口添えしたので...
吉川英治 「三国志」
...ついに一言のお口添えもなさらず...
吉川英治 「三国志」
...夫人の口添えもあったりして...
吉川英治 「新書太閤記」
...官兵衛が、口添えした...
吉川英治 「新書太閤記」
...利三口添えするであろう」「見損のうたか...
吉川英治 「新書太閤記」
...大夫へお口添えを願いたい』と云う...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...私が口添えいたしますから...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...徹(てっ)しておやりなさるご気性にも似あわぬことだ」「池の禅尼や小松殿のお口添えによるというが...
吉川英治 「源頼朝」
...たくさんにお要用(いりよう)でございましょうが」「あるにはあろう」「お口添えで...
吉川英治 「源頼朝」
...貴方(あなた)からもお口添えを」と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...内藤氏の口添えで横浜船渠へ入れてもらえる事になったのである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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