...今日は晴れているためかめっきり冷えますから」と早田が口添えするにもかかわらず...
有島武郎 「親子」
...ジュリアの口添(くちぞ)えがあったから...
海野十三 「恐怖の口笛」
...厭というのを主婦の口添えで無理にさそうて連れて来た...
近松秋江 「うつり香」
...番頭さんのお口添へでお詫びにいらつしやいましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...フィリックスさんの口添えが無かったらと思うと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...当然(あたりまへ)なら何とか口添へしてやらないこともないのだけれど「清々していゝ」と書いたことを...
牧野信一 「美智子と日曜日の朝の話」
...兵藤 何をいうかっ! 今日のことは甚伍左の口添えもあり...
三好十郎 「斬られの仙太」
...報道部のどなたかにお口添えを願って...
三好十郎 「猿の図」
...真壁の仙太郎親方に口添えをしていただいて軍夫でも雑役でもよいから加えていただきたいと言ったからな...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...いつも宅へ来ていた若い和尚さんの口添えで...
柳田国男 「故郷七十年」
...弥兵衛の口添えがだめだったときどうしたらいいか...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...医師の口添え右から左と...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ついに一言のお口添えもなさらず...
吉川英治 「三国志」
...大夫へお口添えを願いたい』と云う...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...口添え申すが」などといわれた...
吉川英治 「茶漬三略」
...私が口添えいたしますから...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...他(ほか)ならぬ柘植様のお口添えで...
吉川英治 「山浦清麿」
...内藤氏の口添えで横浜船渠へ入れてもらえる事になったのである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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