...ぶつぶつ口小言を言う水の色が...
芥川龍之介 「大川の水」
...)いつもつけつけと口小言(くちこごと)を言った...
芥川龍之介 「春の夜」
...子供の口小言(くちこごと)は然し耳からばかりでなく...
有島武郎 「An Incident」
...権作は嬶(かかあ)に何やら口小言を言ひながら...
石川啄木 「天鵞絨」
...ぶつぶつ口小言(くちこごと)謂いつつありし...
泉鏡花 「海城発電」
...土用前にうんと鳴いておけなどと口小言をいって通ったものです...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...兎の価が高いというてうるさいほど口小言をいう...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...それにこれには日附が落ちて居る」などとぶつ/\と口小言を言つた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...表面に口小言(くちこごと)を言って...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...大した道樂もあったものさあね!」そんな口小言をいいながら...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...あとのザマと言ったらねえからな」雪を掃除している人が口小言を言っているらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...口小言を言ってることが意味のあるように取れば取れる...
中里介山 「大菩薩峠」
...口小言を言いながら...
野村胡堂 「十字架観音」
...呆れた野郎だ」平次は口小言を言いながらも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...俺は怖い顏なんぞ見たこともない」平次は口小言をいひながら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...口小言などを言って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...口小言を言ひながら格子戸(かうしど)を開けてやります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...沸々(ぶつぶつ)口小言を言う所だ...
二葉亭四迷 「平凡」
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